北海道 余市郡仁木町
たけもと果樹園
2021年に北海道余市郡仁木町にて新規就農した「たけもと果樹園」です。
学生の頃から農業に興味はありましたが、仕事として考えていなかったので、大阪で会社員として働き40代となりましたが、好きな農業を仕事にしたいという気持ちが抑えられず、40代半ばで、農家になることを決めました。
北海道で果樹をやりたいと思ったら、仁木町がヒットし、この町で新規就農しました。
果樹園の前オーナーから引き継いだ、さくらんぼ(佐藤錦、紅秀峰)やブドウ(シャインマスカット等)を栽培し販売しております。
「果実とやすらぎの里」
仁木町は豊かな自然環境に恵まれていて、農業が盛んです。
北海道一を誇るさくらんぼは、品評会で最優秀賞を受賞しております。
農業は重労働で大変なことも多いですが、丹精込めて作った果物を、美味しいと喜んでもらえたときは、苦労が報われます、幸せを感じます。
来年はもっと良いものを作ろうと励みになります。
海外に輸出したい
中国、シンガポール、インドネシアに住んでいたこともあり、現地の知人も多いので、将来的には輸出して海外の人たちにも食べてもらいたい、というのが夢です。
生産者のこだわり
マメコバチの利用
さくらんぼは、同じ品種同士では受粉しても結実しない特徴があり、
異なる品種(佐藤錦、紅秀峰など)を受粉することで結実します。
たけもと果樹園では、訪花昆虫であるマメコバチ(小型の野生バチ)の巣箱を設置し、
花粉を運んでもらっています。
冬の間も手入れします
北海道の中で、ニセコにも近い仁木町は冬季は大雪が降る地域です。
冬の間は、基本的に農作業はお休みとなりますが、2月からさくらんぼの枝の剪定作業を始めます。
まだ寒い時期ですが、積雪によって地上面が1mほど上がるので、さくらんぼの木の上まで手が届きやすくなることから、この時期に剪定をすすめる農家が多いです。
3月下旬から徐々に雪が少なくなりますが、この時期に紅秀峰の摘蕾(てきらい)を始めます。
余分な芽を間引く作業なのですが、そうすることで残った実に栄養がいきわたり、大粒のさくらんぼに育ちます。手間はかかるのですが、収穫に向けての大事な作業のひとつです。