
岡山県 真庭市
禾 kokumono
岡山県の最北部、鳥取県との県境にある真庭市旧中和村。北の山陰と南の山陽をわける蒜山のふもと、人口600人ほどの小さな農村で、私たち禾は農家をしています。
この場所は標高500mほどの高原地帯で、昼夜の寒暖差が大きく冷涼な気候であることから甘みのあるお米が育つと言われています。水の豊かなこの地で、種を採って苗を育て、土を整え、田んぼのなかで大きな稲に育っていく。自然のリズムや巡りにあわせることで農薬や肥料をつかわずに作物を育てています。
平飼いで飼育している鶏たちは、彼らが心地よく暮らせるようにと環境を整えます。自由に動き回って地面で砂遊びをしたり、べたーと身体を伸ばしてくつろいだり、止まり木に登って遊んだり眠ったり、元気いっぱいに育ちました。
自然豊かな土地で育った作物をお届けします。
どうか、みなさまの日々の暮らしにそっと寄り添えますように。
近藤亮一 | 1987年神奈川県生まれ。小さな本屋が好きで、文章を書くとどんどん長くなっていきます。穀物のお世話を担当しています。
近藤温子 | 1989年埼玉県生まれ。大分のじいちゃんちでトラクターに乗せてもらった写真が残っています。鶏のお世話を担当しています。
生産者のこだわり
作物や生き物のリズムを大切に
穀物は無肥料無農薬の自然栽培で、養鶏は平飼いで営んでいます。植物も動物もそれぞれが自分たちのリズムを持っているんだと考えています。毎日を心地よく過ごしてもらって、健やかに生ききってもらうこと。それが、その命を頂く私たちにとっても一番だと思っています。
この土地を味わえるように
穀物も鶏の産むたまごも、この地域の自然環境、人々の暮らしの営みによって育んでくれたものだと考えています。山あいの豊かな水によって育まれたお米や小麦、大豆はもちろん、鶏のエサにも地域の色が出るように工夫しています。
メインとなる自家配合のエサは、地域であまっているものを集めて発酵させてつくっています。米農家さんのくず米、米ぬか、野菜農家さんの規格外野菜、お豆腐屋さんのおから、スーパーから出る魚のアラなど。この土地に暮らす人たちの営みから生まれる余剰分が鶏たちの日々の糧になります。