

青森県 八戸市
南風農園 〜since2006〜
南風農園の代表の水野浩司です。
人参を主軸に、ジャガイモ・ニンニク・八戸市伝統野菜『糠塚きゅうり』・青森県在来人参『大根子』を有機JAS認証を取得して栽培しています。有機人参を使った『人参ジュース』その他加工品を販売しています。
埼玉県出身。(非農家出身)
2006年から農業経営をはじめました。
現在青森県八戸市南郷在住です。
有機JAS認証とMOA自然農法認証を全ての畑で取得しています。(栽培時、化学農薬・化学肥料・除草剤は一切使用していません)
農園名の由来は沖縄の方言「南風(ぱいかじ)」に由来しています。沖縄を旅したときに感じた、暖かい風に吹かれて幸せが運ばれてくるイメージから《お客様へ幸せな風を吹かせたい》と思い名づけました。
【オーストラリアの大自然の中、「農」に目覚めた】
2000年~2001年 ワーキングホリデービザを利用してオーストラリアで1年間過ごしました。それまでは、ごく普通に東京に憧れる若者でした。
太陽の下で農場労働に汗をかいてはビールをあおる心地よさ、
アボリジニの民族音楽、
ファイヤーダンス…!
東京暮らしに憧れを抱いていた私にとって、オーストラリアの大自然・農作業・文化、365日毎日が新鮮で鮮明な体験になりその後の私の人生に大きな影響を与えてくれました。
その後もバックパッカーを続け国内・海外を旅しました。
【非農家が新規就農】
2005年 茨城県の農業学校で研修を受け、11月に茨城県常陸太田市にて新規就農しました。栽培時化学農薬・化学肥料・除草剤未使用で少量多品目栽培の野菜セットを販売をしました。
【移住の決意】
2010年「青森のおばあちゃんの牧場で畑をやってみないか」と奥さんの母より提案をうけ、翌年2月に現地を訪れました。そして、その土地の景観と気に惚れこみ移住を決意しました。
『まるでオーストラリアのようだ!!』と楽しすぎた当時の思い出が胸の奥から打ち上げ花火のように発射されたことは忘れられません。
【新天地八戸での第二創業】
2013年 第2創業 八戸市南郷に移住 人参を主軸に中量中品目経営になりました。
生鮮だけでなく『人参ジュース・黒ニンニク・大豆のポン菓子』等の加工品も販売中です。
お客様の健康を育み、感動を生み出す野菜と加工品づくりが進行中です。
【野菜が物体じゃなくなった】
土地との相性、初期の設備投資、馬(祖父母が経営するサラブレッド繁殖牧場)のいる環境などを検討した上で、栽培品目を人参に絞り込みました。
有機栽培で微生物が棲みやすい環境作りを目指しています。
就農して5年くらいは、野菜をつくって届けることの責任に押しつぶされそうになったり、野菜を届けた先のお客さんが喜んでくれることの幸せに気づかず、苦しみしか見えなかった時期もありましたが、そんなときはいつもお客さんに励まされて逆に元気をもらいました。
今は、このすばらしい土地を耕し、人参と向き合うことができて、その人参が誰かを喜ばせている。そのことを幸せだと気付けるようになりました。
人参が、人参という物体ではなくなりました。作物にはつくった人の魂が乗り移るんだと感じています。僕らのつくった人参を食べた人たちが、今僕らに語りかけてくれています。
そう、私たちはにんじん生産者ではなく『笑顔創造会社』なんのです。
皆様の笑顔を生み出すために「自然と共生し、健康を育み、感動を生み出す場」として南風農園を開いていきたいと思っています。
南風農園経営理念
一、私たは農の魅力を追究し、健康を育み感動を生み出す農園を目指します。
一、私達は自然と共生し、活力あふれる地域づくりに貢献します。
一、私達は共に成長し、思いやりと笑顔があふれる組織を目指します。
南風農園代表水野浩司Facebookページ https://www.facebook.com/nanpufarm
南風農園Facebookページ https://www.facebook.com/haikajifarm
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生産者のこだわり

『野菜って美味しいね』からはじまる笑顔のつながり
南風農園の有機野菜は1に『美味しさ』を追究しています。私たちの主力作物の有機にんじんはお客様目線で栽培しています。「収穫量が多い」や「病害に強い」や「割れにくい」等農家側にはメリットがある品種もありますが、欠点として味が薄い、硬い等あります。南風農園では収穫量が劣っていたり、病気に弱くても、割れやすくて正品にならないものが多くても美味しい品種にこだわります。それは美味しいお野菜を通して皆様に笑顔になってほしいからです。みんなが笑顔になればピースだなと思って生産しています。目指していることはお子様が『人参好き』になることです。

農を体感できるイベントの開催
南風農園が大事にしていることは『全員が農に関わる』ことです。春の訪れを感じる梅の花の可憐さ、鶯の鳴き声、雪解け水を豊富に含んだ湿った土、萌える植物たち。夏の日照りの暑さ、太陽を浴び雨を受け日々生長する植物たちの生命。秋 収穫の歓び、越冬への準備を始める植物たち、暑さの中にも冬の訪れを感じる風。冬 生命は静まり返り、一面美しい白の世界となる、糖を蓄えて甘みがあふれる冬野菜。そんな自然と共に生きる『農』の世界に触れてほしいと思います。体験だけで終わりはもったいない。全身で体感することで世界は変わっていくのではないでしょうか?

有機JAS認証とMOA自然農法認証の取得
≪生命力のある美味しい野菜を栽培するために≫
私たちは微生物が豊かに暮らす土づくりで、美味しく健康で栄養価の高い野菜の生産を目指しています。化学農薬・化学肥料・除草剤を使わないということは自然そのものと向き合わなければ有機農産物は生産できません。自然に感謝し、土のことを学び、植物生理を学び、気象に留意し、野菜を栽培します。お客様にとっての『美味しさ』を追究します。
有機JAS認証にはトレーサビリティの仕組みがあります。アクシデントが発生しても原因の追跡が可能になります。それこそがお客様からの信用へと繋がります。また取得の為の講習は自身の知識向上のためにも役立っています。(第三者機関が認定しています)
≪地球を身近な環境を愛するという心≫
大切な地球環境を守るために思いやりの行動が第一歩だと思います。小さな一農家の一歩が誰かと繋がり、その誰かがまた誰かと繋がっていずれ大きな繋がりになると思います。私たちの子孫が永続的に素晴らしい地球に住み続けられるために今を生きる私たちの行動がキーになっていくのではないでしょうか?
青森県在来作物の生産と維持
八戸伝統野菜『糠塚きゅうり』青森県在来にんじん『大根子(おおねこ)』の栽培から種取まで行っております。安定生産安定供給の目的からは外れ消滅していった在来作物ですが、地域の文化や歴史が垣間見れる地域特有の面白い野菜です。そして味や見た目に特徴があり愛着のわく野菜です。糠塚きゅうりは藩政時代に種子が持ち込まれ東北地方に根付き代々種取がされ奇跡的に藩政時代から変わらない姿・味の糠塚きゅうりが現在も残っており、長きにわたる野菜のロマンを感じさせられます。味は青臭さがなく瑞々しく甘く後味にほのかな苦みがあることで締まった味わいになります。「これを食べたら普通のきゅうりは食べられない」と良く言われます。調理もバラエティー豊かです。生でも煮ても焼いても揚げても美味しくご家庭にあった調理法でお楽しみいただけます。
大根子人参は2020年の時点で青森県からは消滅していましたが青森県在来作物研究会が種を見つけ、栽培が復活しました。見た目は巷に売っている人参よりも少し長め。人参の味が濃く、カレーや煮物にしても人参の味が消えませんし、人参の甘みが良い風味の出汁になります。在来種特有の青臭さがなく食べやすい人参です。
このように魅力がたっぷりの品種なのでお客様が喜んでくれますし野菜の面白さが伝えられます。後世に伝えたいとおもっています。