【温湯消毒】
2023/03/28
2回目の種蒔きで蒔く山田錦の温湯消毒をしました。

コロナウイルスの収束がやっと見えてきた2023年春ですが実は植物も病気に感染します。
ただし人間をはじめ動物の病気はウイルスや細菌によるものが多いのですが作物の病気はカビの感染によるものが多いのも特徴です。

これらカビは種籾の表皮についていることや
人間の病気が母子感染してしまうことと似たように親から病気を譲り受けてしまうこともあります。

稲では苗立ち枯れ病菌などが有名でせっかく蒔いた種も駄目になってしまうことや、場合によっては病気が苗床で拡がってしまうことも。
これを断つ手段に種子消毒があります。

種子消毒にはいくつかの方法がありますが大和川では酒米は昔ながらの温湯消毒を採用しています。
湯けむりが立つ60℃のお湯で10分間。
この程度の温度であれば種籾は死なずに種を表皮のカビを滅菌することができるとされます。

丈夫な苗を作る一工夫。手間をかけて良い苗が作れるよう励みます。

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