

長野県 下伊那郡阿智村
森田自然農園
2010年より丹沢のふもと秦野市で自然農を学び、
2012年に関東から恵那山のふもと南信州の阿智村へ移住し新規就農。
特産であるみょうがの畑を引き継ぎ肥料や農薬不使用の自然栽培を始めました。2022年で10周年となり畑の様子もだいぶ変化しました。今では沢蟹やキノコ、小動物の糞なども見られるにぎやかな生態系となっています。
生産者のこだわり

農薬や肥料は一切不使用。
除草剤や抗菌剤や殺虫剤、化学肥料はもちろん、有機肥料も使用していません。
冬に自然のススキを刈って敷き、落ち葉を少し撒く以外は何も施用していない完全な自然栽培です。ススキや落ち葉も近所の、除草剤などが撒かれていない場所のものを選んでいます。毎年畑の中の生態系が成長して次第にキノコが生えるようになり、7年目にはようやく沢蟹が見れるようになりました。

ススキを敷くことによって鮮やかな紅の色味になります。
みょうがは放っておくと日に焼けて緑や黒っぽくなってしまいますが、敷いたススキが日よけとなって、例えばネギに土寄せして軟白部分が増えるように、みょうがも紅が映えます。お客様からはえぐみが無くこれまで食べたなかで最高のみょうがだと好評を頂いております。
除草は完全に人力のみ。
一般栽培のものはみょうがたけが生える前に一度除草剤を撒いて雑草を根から枯らしてしまいますが、当農園は除草剤等は一切使わないので、毎年5月~7月に手で草取りをします。7月になると炎天下やアブなどで大変なので早朝の作業になりますが、毎年豊かに変化していく畑の生態系を見るのが楽しくて大変な作業も続けられています。
完全に自然のままのサイクルで収穫するので9月前半の年一度きりです。
一般的にみょうがはハウスで栽培され年間を通じて市場に出されていますが、もともと自然のものは年に一度しか収穫できません。当農園では自然のままに栽培していますので、収穫と出荷は9月前半のみです。自然の季節の移り変わりのなかで育ったみょうがをぜひ食べ比べてみて下さい。