熊本県 宇城市
杉本農園
杉本農園は、熊本県宇城市の自然豊かな山々の奥地にある小さな生姜農園です。先祖代々農業を営んでおり、現在、祖父と孫で生姜を栽培しています。60年以上、生姜を作り続け、土づくりを大切にした有機農法や減農薬栽培に辿り着きました。土には堆肥や緑肥を使い、微生物の動きを最大限に引き出しています。農薬は必要最低限の減農薬栽培で取り組んでいます。そうすることで、生姜本来の力を引き出し、香りと食味を高めています。食べチョクを通して、杉本農園の生姜の魅力をお届けします。栗と銀杏、枇杷の葉も出品しております。杉本農園は、今後、長年培った知識を活かして、若手農家の育成や小規模農家の支援に携わっていきたいと考えています。
生産者のこだわり
養蚕農家から生姜農家へ。
杉本農園は、以前養蚕農家で絹を生産していました。しかし、和装需要の減退、安価な輸入糸の増大等によって、経営状況の危機にありました。そこで、生姜を畑に植え付けたところ、運良く高品質な生姜が収穫できました。当時、生姜栽培の知識は何一つありませんでした。最高品質の生姜を生み出す為、そこから来る日も来る日も生姜に向き合い続けました。次第に最高品質の生姜をつくる高度な栽培技術を身に着けていったのです。
生姜づくりは土づくり。
杉本農園では、生姜作りは土づくりだと考えています。阿蘇の雄大な自然で育った野草や鶏糞、イワシ・マグロ等の魚粉有機肥料・微生物を使用しています。これらにより、微生物の動きを最大限に活かした土づくりを行っています。
阿蘇山の地下水100%のこだわり。
生姜に含まれている水分量は90%以上です。美味しい生姜を作る為には、美味しい水が必要なのです。そこで、杉本農園では、畑で使用する水は、全て地下水の使用を決めました。阿蘇の外輪山から20年以上かけて流れ込み、ミネラル成分と炭酸分がバランスよく溶け込んだ地下水を使用しております。飲み水として利用される美味しい地下水です。その水の恵みによって、爽やかな香りと辛みを持つ、フレッシュな生姜を作ることができました。杉本農園の生姜の爽やかな香りと美味しさを味わって頂きたいです。
60年以上追求し続けた生姜。
生姜は、病気にかかりやすく、栽培が非常に難しいです。60年以上生姜を作り続けていますが、今でも初心を忘れず、生姜一つ一つに時間と手間をかけて育てています。杉本農園は、大量生産を目的としていません。効率や作りやすさではなく、安心安全で美味しい生姜を追求しました。