1年間ほど居座り続けているコロナウィルスはより強力な変異種も加わり一層猛威を振るい、人間界が地球規模で命、健康の危機にさらされています。そのような中、自然界ではいつもの年と同じように陽光あふれる暖かな春が静かな歩みで巡ってきています。
吹き荒れる冬の寒風にじっと耐え、葉の一部を吹き飛ばされて少しスリムになったみかんの木も、春の気配が目覚めの号令となり、一斉に芽吹きの時期を迎えています。そして、生まれたての小さな蕾をいっぱい携えています。
その蕾は連休には開花し、やがて結実し、秋には立派な果実となります。約半年間その成長を助けながら、見届けていきたいと思います。