みかん生長記⑥ みかん畑の「クリオネ」
2021/05/22
みかんの木には「生理落果」という特性があります。「生理落果」とは、実を多く着け過ぎたみかんの木が自分で実を落として負担を軽くしようとする自己調整機能です。
母体の木は自らの生存のために、可愛い赤ちゃんみかんを振るい落とします。自然の摂理とはいえ、きっと辛い想いでいると思います。その赤ちゃんみかんは後を仲間に託して天に召されていったのかもしれません。
その形は天使、まるで「クリオネ」のように私には見えます。
今度生まれてきたときには立派な果実になれるといいね。
母体の木は自らの生存のために、可愛い赤ちゃんみかんを振るい落とします。自然の摂理とはいえ、きっと辛い想いでいると思います。その赤ちゃんみかんは後を仲間に託して天に召されていったのかもしれません。
その形は天使、まるで「クリオネ」のように私には見えます。
今度生まれてきたときには立派な果実になれるといいね。
KONA
勉強になりました。
みかん屋 ヤマダ
KONAさん、コメントありがとうございました。
自然界の植物も動物も、気の遠くなるような長い時間をかけて少しずつ進化を遂げ、今の形態として存在していると思います。その仕組みは人間には解明されていなくて不明でも、意味のないものはないと思います。自然界の営みはすごいですね。
「生理落果」は、柑橘類だけではなく柿やリンゴなどでもあります。果実を生らせる木は数十年生き続けるので、そのために調整機能を働かせます。一方、野菜などは単年周期で一生を終えるので翌年以降のことは考えずに命を懸けて子供に全力を注ぐので「生理落果」のような機能はないということです。(農家の雑学です。)
深いですね…植物も動物の世界も。
知らないで生きてこられた話を知ることで
感謝、本当に沢山の方に感謝しちゃいます。