広島県 尾道市瀬戸田町
しまなみレモン
レモン生産量日本一の広島・瀬戸田町で父の代より、化学肥料・化学合成農薬や除草剤を使わず皮まで食べられる柑橘を育てています。
瀬戸田町のある生口島は、雨が少なく日照時間の長い瀬戸内海気候で柑橘栽培に適しており、自然の力を活かして、昔ながらの柑橘(レモン・ネーブルオレンジ・みかん等)や希少な品種にも挑戦しています。
生産者のこだわり
有機栽培と無農薬について
農薬は有機JAS規格で使用が認められている内の3種類だけを使用しています。
具体的には、マシン油とイオウフロアブル、潰瘍病に弱いレモンやブラッドオレンジなどにはICボルドーも使います。農薬を使わないに越した事はありませんが、病害虫被害で果皮が出荷できないほどの醜さにならないよう最低限の使用に抑えています。
有機JASの認定は取得していません。というのも、小規模農家にとって認証の取得にかかる費用と手間が重く、栽培自体に関係のない費用を抑え、お客さまになるべく安価にレモン・みかん等の柑橘を提供したいからです。
農林水産省のガイドライン表示において、有機JAS認定=無農薬 ではないということも一つの要因です。
土作り
しっかりした実をつくるには、若い葉が十分に光合成をすることが必要です。そのために不要な枝葉を剪定し、もみ殻くん炭などと共に土の通気性を良くするのために使います。また、土の質を良くするために、牛ふんや石灰などを入れ、微生物が住みやすい環境を作ります。微生物を殺し、土を固くする除草剤は使いません。
必要な栄養素だけを樹に補給する化学肥料ではなく、鉄やマンガンなどミネラル分が豊富な魚ぼかしや自生する草などの自然な有機質肥料を畑に撒きます。微生物がそれを分解し、樹が根から吸収します。樹が元気になると、奥行きのある味の濃い果実が出来ます。