富山県 下新川郡朝日町
藤田園芸
北アルプスの麓、富山県の東のはずれの日本海に面した朝日町の野菜専業農家です。祖父の代から数えて3代目で昭和40年ごろから施設栽培を中心に農業を代々生業にしており、キュウリを中心に30種ほどの野菜を季節に応じて生産しています。当地は、黒部川扇状地にあるため、豊富な伏流水が湧きだすところで、古くから農業が盛んです。野菜は90%以上が水でできてますので、良い水が即うまい野菜につながるわけです。一度食べて頂ければ、違いがわかるかと思いますのでよろしくお願いいたします。
インスタグラム
https://www.instagram.com/fujitaengei/
生産者のこだわり
「土」がいい。
特に力を入れているのが、自家製の肥料です。いわゆる「ボカシ肥」と「堆肥」を毎年冬場に1年分仕込みます。「ボカシ肥」の中身は写真にあるように、米糠と屑大豆をベースに菜種油粕・魚粕・カニガラ・稲わらなどを「土着菌」で発酵熟成させます。「堆肥」については、家畜の排泄物は一切入れずに、落葉樹の落葉や、業者さんからなめこの廃菌床をいただいて、もみ殻と混ぜて完全に発酵したものだけを投入しています。但し、ミネラルなど足りない成分については単肥で購入して使っています。土中の微生物の活性と生態バランスを考えた土づくりを心掛けています。なお、施設栽培ですが土壌消毒をここ10年以上行っていません。緑肥やアブラナ科を輪作しており、センチュウなどの連作障害はほとんど出ていません。
「水」がいい。
生産者紹介の欄にもありますように、北アルプスからの雪解け水が地下から伏流水として豊富に湧き出してくる地域なので、写真のようにポンプアップして贅沢に使っています。一年を通して枯渇することなく水温もほぼ変わりません。野菜の中でもキュウリは95%以上が水分ですので、キュウリそのものが「おいしい水」のようなもので、折ってもくっついて、振っても離れません。
「味」がいい。
おいしい野菜をつくりたい。私たちは、ただそれだけのために努力を惜しみません。カラフルな見栄えや、珍しいだけの野菜ではなく、本物の野菜の美味しさを知っていただくために、有機質肥料をふんだんに使うことによって、アミノ酸たっぷりの「旨味野菜」として直売所などで販売しております。お陰様で市場での評価もまずまずで、以前は都内の青果店「THE GARDEN」さん数店舗で「黒部名水きゅうり」として販売していたので、もしかして覚えてらっしゃる方もおられるかと思います。きゅうり以外にも約30種ほどの野菜を栽培しておりますので、これからの冬場の時期は、お試しセットをぜひお勧めいたします。
詳細情報
経歴・沿革
昭和59年 中日農業賞 受賞
平成8年 日本農業賞 受賞
平成16年 富山県「エコファーマー」認定
平成19年 富山県「食の匠」認定
メディア実績
ローカルTV(NHK富山局など)・新聞(地方紙)で多数取り上げられました、