島旅農園「ほとり」

香川県 丸亀市

島旅農園「ほとり」

食べチョク登録:2020年11月

<日常と非日常の「ほとり」で一休み>
島旅農園「ほとり」の唐崎翔太です。
香川県の離島さぬき広島で単身農作業に勤しんでおります。
2021年7月、島で「旅×農×本」をテーマに農家民宿を開業しました。一緒に収穫・お料理する。そんな宿です。

島の恵みをたっぷり浴びた幻の唐辛子「香川本鷹」をはじめとする野菜たちをぜひ一度ご賞味あれ!農薬・化学肥料不使用の島野菜をお届けします!

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以下、唐辛子にかける思いについてです。ぜひご一読ください。

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「唐辛子の復活にかける思い~パワハラを受けた私だから~」

香川県丸亀市の離島「さぬき広島」で2020年より農作業を始めました。
現在、島の人口は150人程度。25歳の私は島では最年少です。
つまり、子どもは島に1人もいません。

さてさて、小さな島ではありますが、島原産の古来から伝わる作物があります。そう、幻の唐辛子「香川本鷹」です。

豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に拝領したとされる唐辛子は、古くから「さぬき広島」を含む塩飽諸島で栽培されてきました。
他方で、現在は少子高齢化の波に押され、さぬき広島で唐辛子を本格的に栽培しようとしているのは私だけになっています。

この唐辛子の独特の爽快感や涼しげな香りをぜひ一度皆様にも味わってほしい。純粋にそう思います。

またこの消えかけの唐辛子を復活・継承することは、どこか自分自身を投影しているのです。というのも、私は島に移住する前、上司から「死ね」「殺す」といったパワハラが原因で心をへし折れてしまいました。

つまり、私自身も消えかけてしまったような人間なのです。

だからこそ、この消えかけの唐辛子を栽培し、その芽吹や実りをこの目で見ることは、どこか「自分も何とかやってみようかな」と思える瞬間でもあります。

現在は、島の御年85歳のおじいちゃんから無農薬・化学肥料不使用の完全有機栽培を教えてもらっています。これは雑草肥料、山の腐葉土、井戸水などを利用しながら島で昔行われていた農法の復活でもあります。

島の唐辛子の復活、また私自身の復活をかけた「香川本鷹」、ぜひご賞味ください。

<簡単なプロフィール>
名前:唐﨑翔太
出身:大阪府
経歴:
和歌山大学観光学部地域再生学科
北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院観光創造専攻(観光学修士)
1年の業務用家具メーカーでの勤務を経て、島生活に至る

生産者のこだわり

生産者のこだわり

日本古来の唐辛子「香川本鷹」を受け継ぐ

「香川本鷹」は塩飽諸島の唐辛子で、古くは豊臣秀吉の時代から栽培されていました。しかし、この唐辛子を島嶼部で育てる人は少なく、本格的に生産・販売している農家は2軒、80歳未満では「ほとり」だけです。 現在は御年85歳のおじいちゃんから唐辛子の栽培を教わっています。

※インテリアとしても唐辛子はかわいいです
※塩飽諸島⇐瀬戸内海に浮かぶ28の島々の総称

生産者のこだわり

離島で雑草と生きる

 雑草は農業の敵か。「ほとり」の畑では雑草との共生を目指しています。この世にはハコベやホトケノザといったような「作物と共生できる雑草」が居ます。また彼らは畝を保湿・凍結から守るだけでなく、害虫アブラムシの天敵となるテントウムシを畑に呼び寄せてくれます。中には作物の成長を阻害する雑草もいますが、そのような雑草も刈って畝に敷き詰めることで畑の天然の肥やしとなっていくのです。

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