

北海道 上川郡清水町
宮地牧場
北海道・十勝地方にある清水町で酪農をしています、宮地牧場と申します。
宮地牧場は夫婦2人、親牛16頭が働く小さな牧場です。『自然と人との共存』をテーマに、牛・人・自然に優しい酪農に取り組み、オーガニックグラスフェッド牛乳を生産しています。
まだまだ多くの課題がありますが、『自然と人が共に持続して暮らしていくこと』を大きな目標として、今後も歩んで行きたいと思います。
■公式サイト
https://miyajibokujou.com/
生産者のこだわり

バランス技術を取り入れた新しい自然酪農
牧場内の様々な環境のバランスを改善する技術を20年前から取り入れました。牛たちは本来持っていた力を発揮できるようになり、免疫力や自然治癒力の高い牛になっています。抗生物質は予防的な使用も治療にも使用せず、ホルモン剤、ビタミン剤など一切使用していません。調子の悪い時があれば、牧場内に自生する薬草などで対処しています。(例外的に帝王切開など外科手術後には使用しますが、手術を要するケースは殆どなく、2020年度もゼロ件でした)

グラスフェッドミルク(牧草だけを食べて育った牛のミルク)
輸入飼料や、穀物飼料は与えていません。夏は放牧地の牧草を食べ、冬は農薬・化学肥料不使用で栽培した自家製の牧草を食べています。自家製の牧草が不足した場合は、やはり地元の農薬・化学肥料不使用の牧草を補充しています。(搾乳時は、牛の体調を整えるため、ごく少量の自然栽培の野菜や大豆をあげています。)
牛は本来草食動物であるので、体に無理がかからず、たっぷりと牧草を食べて健康に育っています。

自然環境への配慮
搾乳する時も乳製品を加工する時も、合成洗剤を使用せず、加熱処理や環境に配慮した微生物分解性洗浄液の採用などの方法で徹底した衛生管理を行っています。
ハエ駆除などの防虫剤、殺虫・殺菌剤を使用していません。
詳細情報
経歴・沿革
1991年:酪農を志し、家族3人で四国から北海道十勝へ移住
1999年:「自然と人との共存」をテーマとする「バランスを改善する技術」に出会い、酪農の形を徐々に変えていく
2020年:牧草のみで育てる「グラスフェッド」となる
2021年:放牧畜産実践牧場認証(一般社団法人 日本草地畜産種子協会)
2022年:有機畜産認証(公益財団法人 北農会)、有機加工食品認証(公益財団法人 北農会)
2023年:急速冷凍技術を活用した『冷凍牛乳』販売開始
2024年:経産牛を活かした『オーガニックグラスフェッドビーフ』販売開始