

福島県 大沼郡三島町
桐の里産業
三島町は福島県の西部に位置し、尾瀬を源流とする只見川沿いにある山間の町です。三島町の雄大な自然の中でエゴマを育てています。この地方で昔から作られているエゴマは『じゅうねん』と呼ばれ、食べると十年長生きすると伝わる健康食品です。おいしく美しい黄金のえごま油をつくり、三島町の農地と文化を守り続けるためにがんばっております。
生産者のこだわり

エゴマ栽培から搾油まで、一貫して自分たちで。
桐の里産業では、種まきから搾油まで一貫して自分たちで行っております。
ひとまかせにしないをモットーに正直なモノづくりをしています。
100%自分達で栽培した三島町産のエゴマを使用しております。
現在は大粒の白エゴマを中心に栽培しています。
搾った油はくせのないすっきりとした味わいが特徴です。

生エゴマ、生搾り、低温圧搾。
収穫したエゴマは、焙煎せずに生のまま搾油します。
搾油は1キロずつ丁寧にゆっくりと行い、エゴマが熱により酸化してしまわないように細心の注意を払っています。
絞った油はフレッシュなエゴマの香りときれいな黄金色が楽しめます。

きれいなえごま油はきれいなエゴマから
余分な水分を吸わせないように、手早くきれいに洗浄します。
洗浄機はジェット水流で小さな気泡を発生させ、その気泡でエゴマ一粒一粒を綺麗に洗浄します。
洗浄の後も、唐箕掛けを何度も行い、エゴマを丁寧に選別することで、飲みやすいクリアなえごま油を搾ることができます。

三島町の農地と自然を守りたい
高齢化と過疎化が進む三島町では、耕作放棄地が増え、野生動物による農作物への被害も増えております。
先人たちが守り続けてきた里山の風景が、どんどん荒れていくのを目の当たりにし、何とか食い止めたいと強く思っています。エゴマはシソ科の植物で匂いを嫌う熊やイノシシは畑には入ってきません。
広大なエゴマ畑を管理することは、野生動物と人間の境界線を作り、共生する自然を作り上げる意味でも大切な役割を担っております。