卵の価格について
2021/12/16
皆さん、こんにちは!
さぁ、また今回も期間限定品の終了日が近づいてきました。
せっかくなのでこの機会に卵の価格をどのように決めているのか、サップグリーン農場の考えをお伝えしようと思います。
最近は鳥インフルエンザの影響で変化が見られますが、スーパーの特売日なら10個パックが99円なんてことが当たり前。特売日以外でも1個当たり15円〜20円が相場でしょうか。
実際に鶏を飼われている方ならその値段に大きな疑問を抱かれたことがあるはずですが、長きに亘って『物価の優等生』と言われるほど値段が変わらずに一年中いつでも買えるものであるわけですね。
牛の場合でも牛乳用の牛や牛肉用の牛がいるように畜産の現場には需要に応じた生態が、多種多様なスタイルで飼養されていますよね。
私たちサップグリーン農場も小規模ではありますが、生命を扱うことを生業としています。鶏を飼い始めるまでは皆さんと同じように卵は安くいつでも買えるものと思っていました。
その卵を産んでいる養鶏場の鶏について調べてみると、すべて生まれてから2年以内に殺されていること、人間が卵を得るためだけに品種改良という不自然なことをやってきたこと、どんなどんな飼い方をしているかなど・・・。
知れば知るほど数十万、数百万という鶏が今日も苦しみと痛みの中に生きていること。噂だけであってほしいと願いながらそんな現実にとても大きなショックと疑問を感じたのです。
そんなことまでして卵を売らないといけないのか。
そんな卵を人々は栄養があると信じて食べてきたのか。
人間って何様なんだ!と気がつくと涙が溢れることもありました。
この100年、世の中は変貌を遂げ、本当に便利で華やかな時代になったのはわかります。アナログは古い、最新デジタルの技術で管理も自動化が当たり前。そして、気づけば・・・
『心』がどこにあるのか。と、探してる瞬間ってありません?
(偉そうにそんなことを投げかける私自身、そんなことで大失敗をした経験があるんです。)
サップグリーン農場がやっている養鶏は、周囲の大自然と全ての生き物、もちろん卵を産んでくれる鶏とそうでない鶏たち、森の木や草花、雑草。すべてに愛情を注いでいるつもりです。
200羽に満たない鶏の中には約30羽の引退グループもいます。産卵のピークを過ぎ、養鶏場ではとっくに廃棄処分されるいわゆる「廃鶏」ですが、いい卵を産んできてくれた鶏たちをこちらの都合で殺すことがどうしてもできません。現役選手と同じものを食べ、寒い冬を乗り越えるために最善の環境を整える・・・とはいえ、彼女たちを養うことも大変です。
餌づくりの労力、環境整備の手間にこれからの季節は飼養管理のための除雪、、、。
引退鶏が増えれば増えるほど、大変になりますからいつまでも続けられない可能性も否めませんが、ただ卵を安くする目的でその生命を終わらせることは考えられないのです。
私たちの養鶏は、関西人オヤジのコミュニケーション養鶏です。^ ^
毎朝「おはよう!今日も元気?」
卵を集める時は、「いい卵を産めたね〜。ありがとう〜。」
表情や行動を見ながら「どないしたん?具合いでも悪いん?」・・・
出かける時は、鶏たちに「ちょっと出かけてくるよ〜。」は忘れたことがないかも。家の鍵は忘れても。笑
卵の価格の話なのに脱線寸前ですが、鶏を飼う上で1羽にかける管理をどれだけ大事にしているかということを卵の価格に反映しているということでご理解をいただきたいと思っています。
もちろん鶏に飼い主よりもいいものを食べさせたり、冬場は日射時間を補うように照明器具を点けたり、鶏たちが過ごす環境はとても大事だけれど、それ以上にどれぐらい個別の健康チェックをしているか、ですね。
名前は付いてない子が多いですが、160羽以上の鶏をすべて見分けて声をかけながら健康チェックをしてるといえば驚かれるかもしれませんね。
期間限定価格品のラインナップについて、期間をすぎるとどうなるか、ご心配されてる方もおられるかもしれませんが、このままの価格で継続できるかどうか、悩んでおります、、、。
さぁ、また今回も期間限定品の終了日が近づいてきました。
せっかくなのでこの機会に卵の価格をどのように決めているのか、サップグリーン農場の考えをお伝えしようと思います。
最近は鳥インフルエンザの影響で変化が見られますが、スーパーの特売日なら10個パックが99円なんてことが当たり前。特売日以外でも1個当たり15円〜20円が相場でしょうか。
実際に鶏を飼われている方ならその値段に大きな疑問を抱かれたことがあるはずですが、長きに亘って『物価の優等生』と言われるほど値段が変わらずに一年中いつでも買えるものであるわけですね。
牛の場合でも牛乳用の牛や牛肉用の牛がいるように畜産の現場には需要に応じた生態が、多種多様なスタイルで飼養されていますよね。
私たちサップグリーン農場も小規模ではありますが、生命を扱うことを生業としています。鶏を飼い始めるまでは皆さんと同じように卵は安くいつでも買えるものと思っていました。
その卵を産んでいる養鶏場の鶏について調べてみると、すべて生まれてから2年以内に殺されていること、人間が卵を得るためだけに品種改良という不自然なことをやってきたこと、どんなどんな飼い方をしているかなど・・・。
知れば知るほど数十万、数百万という鶏が今日も苦しみと痛みの中に生きていること。噂だけであってほしいと願いながらそんな現実にとても大きなショックと疑問を感じたのです。
そんなことまでして卵を売らないといけないのか。
そんな卵を人々は栄養があると信じて食べてきたのか。
人間って何様なんだ!と気がつくと涙が溢れることもありました。
この100年、世の中は変貌を遂げ、本当に便利で華やかな時代になったのはわかります。アナログは古い、最新デジタルの技術で管理も自動化が当たり前。そして、気づけば・・・
『心』がどこにあるのか。と、探してる瞬間ってありません?
(偉そうにそんなことを投げかける私自身、そんなことで大失敗をした経験があるんです。)
サップグリーン農場がやっている養鶏は、周囲の大自然と全ての生き物、もちろん卵を産んでくれる鶏とそうでない鶏たち、森の木や草花、雑草。すべてに愛情を注いでいるつもりです。
200羽に満たない鶏の中には約30羽の引退グループもいます。産卵のピークを過ぎ、養鶏場ではとっくに廃棄処分されるいわゆる「廃鶏」ですが、いい卵を産んできてくれた鶏たちをこちらの都合で殺すことがどうしてもできません。現役選手と同じものを食べ、寒い冬を乗り越えるために最善の環境を整える・・・とはいえ、彼女たちを養うことも大変です。
餌づくりの労力、環境整備の手間にこれからの季節は飼養管理のための除雪、、、。
引退鶏が増えれば増えるほど、大変になりますからいつまでも続けられない可能性も否めませんが、ただ卵を安くする目的でその生命を終わらせることは考えられないのです。
私たちの養鶏は、関西人オヤジのコミュニケーション養鶏です。^ ^
毎朝「おはよう!今日も元気?」
卵を集める時は、「いい卵を産めたね〜。ありがとう〜。」
表情や行動を見ながら「どないしたん?具合いでも悪いん?」・・・
出かける時は、鶏たちに「ちょっと出かけてくるよ〜。」は忘れたことがないかも。家の鍵は忘れても。笑
卵の価格の話なのに脱線寸前ですが、鶏を飼う上で1羽にかける管理をどれだけ大事にしているかということを卵の価格に反映しているということでご理解をいただきたいと思っています。
もちろん鶏に飼い主よりもいいものを食べさせたり、冬場は日射時間を補うように照明器具を点けたり、鶏たちが過ごす環境はとても大事だけれど、それ以上にどれぐらい個別の健康チェックをしているか、ですね。
名前は付いてない子が多いですが、160羽以上の鶏をすべて見分けて声をかけながら健康チェックをしてるといえば驚かれるかもしれませんね。
期間限定価格品のラインナップについて、期間をすぎるとどうなるか、ご心配されてる方もおられるかもしれませんが、このままの価格で継続できるかどうか、悩んでおります、、、。