厳しくてもそれが自然。
2021/12/05
雪国あるあるというものかもしれませんが、季節がはっきりと変わる瞬間があります。

「あ。今から冬だ!」みたいな。。。

それまでに今年はなんとか冬支度を終え、鶏たちは籾殻プールでの平飼いスタイルに転向できました。


季節の変わり目。気温の変化と飼養環境の変化が重なることは、本当は避けたいことです。
それは鶏たちのフィジカルとメンタルに少なからず影響があって、大問題となる悪癖の起点にもなりかねないからです。
悪癖というのは文字通りですが、卵を食べてしまう「食卵」を始め、産卵で出血したお尻をほかの鶏がみんなで突いてしまう「尻突き」など、鶏の命に関わる問題もあります。

平飼い養鶏の皆さんを始め、私たちアニマルウェルフェアとしての養鶏をしている者は、日々そんな管理をしているんです。
逆にバタリーケージでの飼育となる大型養鶏場では、鶏どうしの接触がないためそのような心配がないということになるんですが、接触がないために秩序ある鶏社会を構築させてやれないという最大のデメリットがあるわけです。簡単に言うと喧嘩ができない、順位をつけられない、統率係のリーダーが決められないということです。

猿の群れのボス猿といえば、なんとなくイメージができるかと思いますが、鶏のリーダーも似ているように思いますが、そのような鶏の行動についても次回以降、お伝えしてゆこうかなぁと思います。

話は戻りますが、平飼い鶏舎に移動した鶏たちは、非常に落ち着いていて穏やかに過ごしています。
国産卵用種(もみじ卵・さくら卵・ひすい卵)はすでに引退組なのですが、まだ産んでくれる子がいます。
烏骨鶏は、ベテラン母鶏軍団とキャピキャピ1年生ギャル鶏軍団、それに愛玩用バンタムが同棲していますが、まるでトムとジェリーのように仲良く喧嘩して楽しそうです。ギャル鶏軍団は22羽いますが、5、6羽が産卵を開始しています。
もしかしたら春までにここで雛が孵るかもしれませんので、環境を整えてあげたいと思っています。

この投稿をした生産者

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