和泉農園

愛媛県 松山市

和泉農園

食べチョク登録:2020年10月

和泉農園は、愛媛県松山市(旧北条市)の山間で肥料や農薬を使わない「自然栽培」で農業をしています。祖父母が苗木を植え大切に育ててきた伊予柑を軸に野菜や果物を栽培しています。多様な微生物の生きる豊かな土で、安全で美味しく、持続可能な農業を目指しています。

生産者のこだわり

生産者のこだわり

農薬や肥料に頼らない自然本来の美味しさを

当農園では、「自然栽培」で果物や野菜を栽培しております。自然栽培とは、肥料や農薬、除草剤などを一切使用せず栽培する農法です。
自然栽培で育った野菜は味に癖がなくスッキリとした作物本来の味わいです。
農薬、肥料を使用しないことで、お客様に安心してお買い上げいただける野菜を栽培することができます。農薬、肥料を散布する必要がないため、環境と我々生産者にも優しいです。
当農園では、自然栽培を通じて、消費者、生産者、環境に優しく、持続可能な農業を目指しております。
伊予柑を中心に、ごぼう、じゃがいも、にんじんなど様々な野菜を栽培しております。

生産者のこだわり

固定種の野菜を栽培する

当農園が栽培している野菜はすべて固定種の品種になります。
固定種とは、栽培した野菜の中から目的の特徴を持ったもの(見た目、味、病気への抵抗力など)を選別して種を採り、それを何年も繰り返して固定された野菜のことです。固定種の野菜は、種を取ると次世代にもその形質が継承されます。何年もかけて固定したとは言っても、目的の形質(形が大きいものや生育の良いものなど)が強く出やすい遺伝子が残っているだけで、100%ではなく、その中から、違う遺伝子も出てくるので、生産は安定しにくく、固定種を栽培している農家はあまり多くありません。
市場に出回っている野菜の大半はF1種や1代交配と言われる品種の野菜です。
F1種(1代交配)とは、例で挙げると「味は良いけど実が小さい野菜」と「味は悪いけど実が大きい野菜」を掛け合わせて「味が良くて実も大きい野菜」を産み出す技術です。
この特徴は次の世代には受け継がれないので、F1品種の野菜から種を採って育てても、同じ品質の野菜はできません。
F1種には、大きさや収穫時期が揃ったり、病害虫に強いものがあったり、良い部分もたくさんあります。しかし、種は必ず購入しなければなりませんし、その品種を次世代に残すことはできず、持続可能ではありません。また、固定種の野菜の方が味が良く、作物本来の味を楽しんでもらえると感じたため、当農園では、固定種の栽培、可能な限り自家採種に取り組んでいます。(自家採種とは、自分たちの育てた野菜から、種を取ることです)

生産者のこだわり

多様な微生物が育む豊かな土

土壌には1グラムあたり数億から数兆の微生物が存在するといわれています。それらの微生物は土壌中の有機物を分解し、分解された産物が植物の栄養となります。

しかし、土壌に肥料や農薬を投入することで、土に存在する微生物のバランスを崩してしまうという研究結果から、和泉農園では土が本来の持っている力を引き出すために、農薬や肥料を一切使用しない畑を5年かけて作りました。

生産者のこだわり

土壌微生物多様性活性値は全国平均の2倍!

その畑の微生物多様性活性値*を株式会社DGCテクノロジーに依頼し調査したところ、全国の土壌の平均的な値である50~70万に対し和泉農園の土はその2倍にあたる133万という値が得られました。

この結果は、肥料や農薬を使わないことで、土が本来の力を発揮し、土壌微生物のバランスが保たれたためはないかと考えています

*土壌微生物多様性活性値:微生物の有機物を分解する力を数値化したものです。値の高い土は、連作障害をおこしにくく、病気が発生しにくいことが分かっています。

詳しくは株式会社DGCテクノロジーHPよりhttp://www.dgc.co.jp/biodiversity.htm

しかし、実際にミカン園地で肥料を使わないことにより、新芽が出なくなり、枯れてしまったという話もあります。(残念なことに、和泉農園でも同様のことがありました。)
その中でも、自然のバランスが保たれた豊かな土で力強く育った樹からは、くだもの本来のうまみがギュッと凝縮された果実が採れます。

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