
埼玉県 所沢市
お茶の平岡園
食べチョクAWARD受賞歴
受賞件数:2件
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その他
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代々受け継いだ埼玉県所沢市にある肥沃な大地で、お茶を育てています。
落ち葉堆肥を活用した持続可能な循環型農法で大切に育てた狭山茶は、静岡、宇治と並ぶ三大銘茶「味の狭山茶」とも言われます。
茶産地としては最も寒い場所にあるためお茶の葉は肉厚で蓄積される栄養素が多くなります。
そして枝をなるべく切らないように仕立てて、芽数が少なくなることで1枚のお茶の葉にたくさんの養分が蓄えられます。そうすることにより私たちのお茶は、コクのある味わい深いお茶になります。
生産者のこだわり

就農のきっかけ
家業が狭山茶生産農家ということもあり、東京農業大学に進学しました。
在学中は埼玉県の茶業研究所の講習生として、茶業の基礎を学び、大学卒業後は静岡の茶問屋さんにて1年間ほど修行したのちに稼業である狭山茶生産農家を継ぎました。

お茶を育てている場所
「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が日本農業遺産にも登録されている三富新田で、江戸時代から続く農家です。「武蔵野の落ち葉堆肥農法」とは、落ち葉堆肥を活用した持続可能な循環型農法です。そんな代々受け継いだ肥沃な大地でお茶を育てています。
環境にやさしい農業の実現を目指し、農薬使用回数、化学肥料窒素使用量の双方を地域で行われている慣行的な栽培と比較して50%以上削減しており、埼玉県の特別栽培農産物にも認証されています。
また、EU輸出向けの残留農薬検査も実施しています。

こだわりの詰まった味わい深いお茶
狭山茶は静岡、宇治と並ぶ三大銘茶、「味の狭山茶」とも言われます。
それは茶産地としては最も寒く、お茶の葉が肉厚になることに由来します。
お茶の葉が厚いため、蓄積される栄養素が多くなります。そのため味わい深いお茶になります。お茶の平岡園では、枝をなるべく切らないように仕立てることで芽数を少なくして、ひとつひとつの芽を大きくする「芽重型(がじゅうがた)栽培」で育ています。
芽重型栽培では、1枚のお茶の葉にたくさんの養分が蓄えられることになるので、さらにコクのあるお茶になります。また、旨み・甘みを高めるために、一定期間日光を遮り、アミノ酸含有量を高める工夫をお茶の品種によって取り入れています。
新鮮香のする新茶(煎茶)を作るためには、摘み取り後、新鮮な状態のままに酸化発酵をきっちり止めることが大切です。茶畑も製茶工場もすぐ近くなので、お茶摘みされた葉は、速やかに運び入れることができます。上述した通りの栄養素いっぱいの厚いお茶の葉なので、芯まで蒸すのは大変です。たっぷりの蒸気で通常より長めに蒸して、酸化発酵を止めます。そのため、当園の新茶(煎茶)は基本的に中蒸し〜深蒸し煎茶となります。その後、お茶を揉む工程では、人肌くらいの茶温で、じっくりと揉むことで味を引き出しています。
一方、紅茶を作るときは、摘み取り後、時間をかけて萎れさせる「萎凋(いちょう)」が重要です。お茶の平岡園では、強制的な萎凋は行わず、ゆっくり時間をかけて香りを高めるようにしています。

これから
新しい技術として烏龍茶や白茶など様々なお茶にも挑戦していきます!
振り返りを行いそれをまた緑茶に活かして、美味しさを追求していきたいと思います。
ぜひ私たちが丹精込めて作りましたお茶を御賞味ください。