広島県 呉市
俊峰園
瀬戸内海に浮かぶ島、上蒲刈(かみかまがり)島で、柑橘とブドウを栽培しています。100%有機肥料を使い、化学合成肥料の使用回数は、レモンの場合0回で、その他の柑橘とブドウは慣行栽培の半分です。
お客様からは、「孫と一緒に安全な物を食べたいので注文しました」や、「授乳中の娘には安全な物を食べさせたいので」、「大病をしたので健康に気遣うようになりまして」等、お声をいただいています。お客様ご自身も含め、大切な人に贈りたいというお気持ちに応えるため、一所懸命に栽培し、心を込めて発送しています。
生産者のこだわり
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「安心・安全」をお客様に、自然環境に、生産者に
俊峰園の柑橘とブドウは、100%有機肥料を使って栽培しています。化学合成農薬の使用回数は、レモンの場合0回で、その他の柑橘とブドウは慣行栽培の半分です。除草剤も使用していません。防腐剤も使用していないので、皮まで安心して食べられます。
肥料には、菜種油粕、米ぬか、魚粉、薪の灰を使用しています。地域資源を活かした肥料作りという観点から、米ぬかは、地域の精米機から、薪の灰は近くにある石窯パン屋さんからいただいています。
好きな農業で地域を元気に
大好きな農業という仕事を通して、俊峰園がある上蒲刈島(かみかまがりじま)の振興に微力ながら貢献したいと考えています。上蒲刈島の主な産業は農業です。近年は高齢化により、耕作放棄地が増えてきました。そのような中、意欲を持って農業を始めた若者達は、生活が苦しい所得状況という厳しい現実に直面しています。
そのため、俊峰園では若手農業者を優先的に雇用したり、若手農業者への栽培技術の指導や、共同販売等を行っています。また、耕作放棄地を借り受け、島の農業の振興に努めています。
肥料に魚粉を使って、コクのある味わいに
美味しい柑橘とブドウを作るため、俊峰園では、肥料に魚粉を使っています。魚粉を使うと、甘いだけではなく、奥深い味わいに仕上がります。
みかん栽培が盛んになり始めた1950年代、祖父(写真)は美味しいみかん作りを目指し、全国のみかん産地を訪ね歩きました。美味しいみかん作りには魚粉が使われていることを知り、魚粉入り肥料を地元の肥料会社と開発し、この肥料を使った栽培方法を地域の生産者に勉強会を開き伝えました。現在では、魚粉は高価なため、使用する生産者は非常に少なくなりましたが、当園では使用し続けています。