島のごちそうの投稿一覧

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”一次産業は自然との闘い”とよく言いますが、
まさにその言葉の意味を痛感した今回の収穫・・・・。

冬の終わりと春の訪れを告げる南風の風(はえのかぜ)の影響で連日大時化で、予定よりも大幅に遅れて収穫を終えました。

あおさのりは収穫の際に網を巻き取って、網についてあおさのりを刈り取ります。そのため、潮の満ち引きのタイミングが最も重要となります。

潮が引いていくと海岸線の岩肌が現れるので、網が岩にひっかかりうまく刈り取り作業が進みません。重さ数百キロの網を人の手で岩に引っかからないように運ばなければなりません。

海面に網を浮かせて作業すると非常に楽なのです。

そのため、いつも、2週間おきに訪れる潮の満ち引きが小さい「小潮」のタイミングを見て収穫しています。

でも今回は、時化の影響で小潮のタイミングに収穫することができず、連日網をもって海岸線を歩き回りました。

中学生から社会人までバレーボールを続けてきた私でも、経験のないほどのしんどさで、足腰にこたえました。網を囲んで船に乗って刈る作業の繰り返し、まさに地獄のループ・・・。

そんな体力勝負で収穫したあおさのりはこちらからご購入いただけます。
  ↓↓↓
https://www.tabechoku.com/products/77150

化学薬品や肥料は一切使用せず、丹精込めて作食っています。
袋を開けた瞬間に広がる磯の香り、その食感をどうぞお楽しみください。
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島のごちそう/山下城です。

食べチョクさんに出品させていただき約3カ月が経ちますが、ここにきて初めて投稿させていただきます。

どんな内容を投稿すれば良いか迷ったのですが、こちらの投稿を通して、我々のことや我々がする獅子島のこと、そこで水揚される海産物など商品以外のことも発信できたらなぁと思っております。

よかったらのぞいてみて下さい。

それでは、初めての投稿は「自己紹介」です。
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みなさん、はじめまして。
山下城です。

現在33歳、バレーボールとビーチサンダルを愛する、3児の父です。

鹿児島県最北端に位置する人口690人の小さな離島「獅子島」で親父と共に漁師をしております。

病院も交番も、信号機もないそんな小さな島で、

大正8年から代々続く漁師業を守り続け、私で4代目、昨年2019年でちょうど創業100年を迎えました。

“幸多き漁を・・・”と、先代が願いを込めた船名を持つ”幸漁丸”をはじめとした漁船4隻で、底引き網(吾智網)漁や芝籠漁、刺し網漁、追い込み網漁など多様な漁法を手掛けており、20年ほど前から化学肥料や栄養剤を一切使用しない、あおさのりの生産にも力を注いでおります。

また、”地元・獅子島をもっと多くの方に知ってほしい。”、”獅子島を元気にしたい。”という想いから、漁師の仕事をやりながら、自分たちで水揚した海産物を加工して販売する事業として”島のごちそう”を立ち上げました。

時には長靴とゴム合羽で漁に出る、時にはPCに向かってデザインや企画を練る、時にはスーツにビジネスシューズで営業に向かう、そんな毎日を送っています。

そんな私ですが、2019年までは大手企業でビジネスマンとして働いておりました。

国内営業として実績を作り会社の海外語学留学生に抜擢、留学を経て、当時前例を見ない早さで海外駐在員としての仕事を任されました。

2012年から約6年間、世界第2位の経済大国中国の経済の中心「上海」で前職の中国ビジネス拡大に携わってきました。
当時は、家族も一緒に上海での生活を満喫していました。

順風満帆だった前職時代の私ですが、何か胸の奥に引っかかるような、心残りのような、上手く言葉では表現できませんが、何か物足りなさのようなものを感じていました。

それは帰省のたびに地元・獅子島が衰退していくのを肌で感じていたからかもしれません。

年々漁船が減り賑わいを失い閑散としていく港、後継ぎがいないため船を売却し夕暮れの海辺をただただ眺める引退した漁師さんたち、生徒が減り閉校し役目を終えた学校を目の当たりにしてきました。

島を離れていたから感じる、島の日常の価値、そこに描かれる人間物語。

”このままでは故郷が無くなってしまうのではないか”、”もう一度元気な島にするために俺に何かできることがないだろうか”と考えるようになり、6年間の駐在経験やそこで築いた人脈が背中を後押しし、帰国してすぐに上司に退職の意志を伝え、2019年に家族と一緒に獅子島にUターンしました。

私の決断に対し驚きのあまり言葉を無くした妻でしたが、
最終的には、”あなたが本当にやりたいことをやればいい。ただ、成功させてね。”と後押ししてくれました。


そんな私のUターンまでの経緯を鹿児島のローカルテレビ(MBC)に取材していただきましたので、興味がある方は下の動画をご覧ください
               ↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=pxP1CRwtr88&feature=emb_logo




今、思うとですが・・・

中国でビジネスを進めていく上で切り離せないのが、お酒の文化です。

私も中国人の方と何度も酒を飲み、サイコロゲームで遊び、何度も記憶をなくしてきました。笑

”都在酒里(ドウザイジョウリィ)=人間関係も商売もすべて酒の中にある”という中国語がありますが、これは、”同じ酒を飲んで腹を割って話をしてそれから一緒に事を進めていこう”、”つらい時は俺たち仲間がいるからお互いに支え合っていこう”という考え方が言葉の裏に込められているといいます。

この言葉に対して私は、どこか懐かしく、また自分が育った故郷に近しい感覚を抱きながら仕事をしていたことを思い出します。

そのころから地元がやはり好きだったのでしょうね。笑


すみません。
自分のことばかりで、ともに頑張るメンバーの紹介を忘れておりました。

写真右より

山下英輝(ヒデボー):
 父、3代目、幸漁丸船長
 近海の海底地形と潮の流れを頭にインプット、
 まさに「歩く魚群探知機」

山下湊(ミート君):
 次男、じいちゃん譲りの短気なサウスポー

山下海(かいちん):
 長男、クールなふりして一番のお調子者

山下美智子(みっちゃん):
 母、島きっての手八丁口八丁母さん
 ただ、父とのキャッチボールだけは苦手のよう。

山下澪(みおちゃん):
 長女、わがまますぎて将来が不安。笑
 じいちゃんを「あいぼう」と呼ぶ。

山下いおり(いーちゃん):
 妻、美と品質の追求には妥協致しません。笑


それでは、今後もいろんな情報をこちらで発信していきたいと思いますので、引き続き宜しくお願い致します。
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この投稿をした生産者

鹿児島県 出水郡長島町

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