リンゴのベタベタについて
2021/04/12
りんごの表皮は、透明で滑らかなろう物質の膜で覆われています。
りんごが熟するにつれて表皮細胞からリノール酸やオレイン酸という脂肪酸が分泌されます。
これらの脂肪酸が、そのろう物質を溶かすために、表面が光りベタベタした状態になります。
ですから、油あがりは、食べごろになったサインでもあります。
りんごの表面につくられるろう物質の膜には、水分の蒸発を抑えたり、病原菌の侵入を防いだりする重要な働きがあります。
この働きによって、果実の新鮮さを保っているのです。
これらの物質は、りんご自身が作り出す自然のものですから、人に害はありません。
中でもリノール酸とオレイン酸は不飽和脂肪酸(※)と言われ、栄養価が高いといわれています。
(※ 不飽和脂肪酸…主に悪玉コレステロールを減らす働きがあります)
今販売中の シナノスイートが良い例です。
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