【終わりのない農園 ーゆーちゃんふぁーむ的CSA(地域支援型農業)ー】
2021/06/22
今日のお話はちょっと長くなりそうです。
もしよろしければ、お時間ある時でもお付き合いいただけた大変嬉しいです。
4月から次男も保育園に入所しました。
それまでの約2年半は、家族やまわりの方々のお力を借りながらも、ゆーちゃんは本当によく頑張ってくれていたと思います。(この場を借りて、本当にありがとう!!!!)
4月からは、久しぶりの夫婦揃っての毎日の畑作業。
よーし!今年からはゆーちゃんの負担を少しでも少なくするぞー!と張り切ってスタートした嫁ちゃんふぁーむですが、あれあれ?今年は今までと違った作業がたくさんあるぞ???
大量の竹の伐採や選別、その竹を使って支柱やネット替わりにしたり、6月に入ってからひたすら麦ワラマルチの準備と麦ワラ敷き。
嫁ちゃん『何か作業、増えてないー?』
ゆーちゃん『だって二人に増えたから』『ネットや支柱使えばいつかゴミになるじゃん。』
嫁ちゃん(心の中)『そうかー。二人に増えたからって作業をラクにするわけではなくて、その分、その労力はより自然に負担がかからないやり方をゆーちゃんは考えていくんだね』
と、夫婦なのですが農業をするゆーちゃんには毎回、感心というか考えがぶれず、本当にすごいなーと尊敬する。
そしてやっぱり、私はこの人と農業をやっていきたいなと思う。
そして私たちのやりたい農業って、2人だけではできないのかもって最近考えます。
就農当初からゆーちゃんがやりたいと話していた農業の形がCSA(Community Supported Agriculture)「地域支援型農業」というもの。
アメリカやヨーロッパでは進んでいるものの、日本ではまだまだ認知度は低いです。
昨年度より、ゆーちゃんふぁーむでは会員制の農園へとシフトしました。
会員のみなさまには、「自給自足的生活を互いに支援しあう関係」として長い目でゆーちゃんふぁーむの畑や野菜を見ていって頂けたらと思っています。
ゆーちゃんふぁーむとしては、みなさまに全力で自然にも人にもやさしい、自分ちが誇れるお野菜を届けていきたいと思っています。
私たち農園では、できる限り購入資材は少なくし、自分たちの目で見えるものを利用し、プラスチック資材を使わない農業を心がけています。
時には倍、それ以上の労力がかかることもあります。
自分たちがやりたい形なのでそれに対しては不満を感じたことはありません。
畑で作れる野菜は限られます。量産はできません。
一般的に言われている、B級品(規格外)の野菜というものもはありません。
畑で収穫したお野菜は、水洗いして古新聞紙に包んでお届けします。
均一的ではないし、届いた野菜には虫食いや多少土も付いていることもあります。
畑で育っている個性的な本来の野菜たちの姿です。
写真は今年から始めた麦わらマルチ。
これができるまでは、苗を植えたり、除草をしたり、麦を刈ってワラを運んで、畝にひたすら敷き詰めていったりと、たくさんの方々のお手伝い、そしていつも野菜パックをとってくださる方々の励みでこの畑を作りあげることができました。
多分、夫婦2人ではできなかったと思います。
たくさんの方々の支えがあり、一つ一つの野菜を作ってお届けできています。
一般には農家と消費者と分けて考えられることが多いけれど、ゆーちゃんふぁーむではその枠をなくしていきたいと考えています。
家族というと大げさかもしれないけれど、困ったときにはお互いで助け合うことができる関係でありたい。
ゆーちゃんふぁーむでは、みなさまの食を支えていきたいと本気で思っています。
自己満足もあるかもしれませんがこの写真の畑は6年間かけてようやく形になった畑です。
もうもう、本当に美しいのです。
そしてこれからも終わりはなく、ゆーちゃんふぁーむでは自分たちが目指す農場を作っていきたいと思っています。
その形は私たち家族と関わるみなさまで築いていく農場です。
そんな夢を、いつまでも繋げていけたらいいなと思っています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
まだまだ続く繁忙期。気持ちよく走っていきたいです。

この投稿をした生産者

千葉県 千葉市緑区越智町

ゆーちゃんふぁーむ

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