

愛媛県 今治市上浦町
吉川自然農園
東北での震災をきっかけに神奈川から瀬戸内海に浮かぶ小さな島に移住しました。小さなお子さんでも、安心して食べることのできる昔ながらの野菜作りをしています。
生産者のこだわり

農薬、化学肥料、除草剤を使わずに栽培しています
瀬戸内海の温暖な気候を生かして、農薬、化学肥料、除草剤を使わず自然に寄り添う農業をしています。
栽培しているのは、野菜を年間通して100種類以上とみかん、レモンなどの柑橘類。
野菜や柑橘を栽培するうえで一番大切にしていることは、自然の声に耳を傾け、野菜がのびのびと育つお手伝いをすること。
足し算ではなく、引き算での農業を目指しています。

「在来種」や「固定種」のお野菜が中心です
うちの野菜はとにかく個性的です。
なぜなら全国的にもめずらしい、「在来種」や「固定種」などと呼ばれる昔ながらの野菜を中心に栽培しています。
「在来種」や「固定種」と呼ばれる野菜は、一般に流通している「F1種」と呼ばれる野菜にくらべ、味や香りが強く、野菜本来の味わいを感じることが出来る貴重な野菜です。
その反面、栽培が難しく大量生産ができないことなどの理由から、近年どんどん栽培する農家が減り、このままでは近い将来失われてしまうと言われています。
今ある一粒の種は、たくさんの人の手によって、様々な思いとともに今に受け継がれてきました。
そんな想いのいっぱい詰まった貴重な種を、なんとか次の世代に伝え残したい!そんな思いで育てています。

3つの太陽で育てています。
瀬戸内海の柑橘が美味しいのには理由があります。
それは、3つの太陽ですくすくと育つから。
1つ目は、雨が少なくふんだんに降る注ぐ太陽の光
2つ目は、海から跳ね返る太陽の反射光
そして最後の3つ目は、地面の石垣が太陽の熱で温められ地表から温める温暖効果。
この3つの太陽を、いっぱい浴びることで、柑橘は甘くみずみずしく育ちます。

自家配合飼料で平飼いのうみたて卵
私達が飼っている鶏は、平飼いでのびのび運動させるのはもちろん、自分達で混ぜ合わせた餌を与えています。
卵は、鶏が食べるものによって、色も味も大きく影響を受けます。
卵は、我が家の小さい子どもたちも食べるからこそ、鶏の餌にこだわります。
市販の配合飼料には、遺伝子組み換えトウモロコシを使われていることがほとんどです。
当園の鶏の主食は、愛媛県産の飼料米です。
お米が主食だと、黄身の色は薄くきれいなレモンイエローで、味もさっぱりしています。
あとは、同じ島内のブリュワリーからでる麦芽かすを発酵させた発酵飼料や、畑の野菜クズなどをふんだんに与えます。
できるだけ近い場所で餌を確保することで、環境への負荷も減らしていきたいと思います。