鈴木牧場

北海道 広尾郡広尾町

鈴木牧場

食べチョク登録:2019年08月

十勝オーガニック牛乳 (有機・グラスフェッド・放牧・ノンホモ・低温殺菌・A2ミルク)

北海道十勝の南端、太平洋に面する広尾町で120頭の牛と共に日々の生活を送っている鈴木牧場。十勝の自然や生態系と調和し、土・草・塩・牛づくりの循環型酪農で持続可能な農業に取り組んでいます。牧場という生きる土台をつくる現場から、命をつなぐ食べ物を生産し、皆さまに「健康と幸せ」をお届けする。それが鈴木牧場の理念です。

H26年 農林水産大臣賞 受賞
R3年 日本唯一 「生乳・牛肉・鶏卵のJASオーガニック認証」 同時取得
R5年 日本第一号 「日本グラスフェッド規格」 取得


「わたしたちの4つのこだわり」がわかる生産者情報もぜひご覧ください⇒

生産者のこだわり

生産者のこだわり

牛を第一にした「循環型酪農」のはじまり

牛を第一にした経営への転換を決意したのは、2008年のこと。立て続けに二度、家畜伝染病が発生し、多くの牛が命を落としたことがきっかけでした。「病気になったら治療をすればいい」、という考え方を見直し、「病気にならないための飼育」を徹底することにしました。

ヒントとなったのは、野生のシカ。彼らは山の草木しか食べていないのに、毛艶は美しく、筋肉も脂肪もしっかりあって健康なのです。野生動物のように自然に近い環境で飼育をしようと方針を定めました。

まず、牛のエサになる牧草を無農薬・無化学肥料で育てることにしました。3年かけて発酵型の堆肥と尿を畑に還元し続けたのです。牛の出したふん尿という良い肥料を得た牧草は、ぐんぐん元気に。その牧草を食べた牛が、良い堆肥を生む。好循環が出来上がりました。

水にもこだわりがあり、井戸水を飲ませています。牛のミネラル補給には広尾町の海からくみ上げた太平洋の海塩を与えています。

循環型酪農のもと、持続可能な農業に取り組んできた私たち。鈴木牧場は代表の鈴木敏文と妻のなつきが中心の家族経営の牧場です。なつきは獣医師であり、異なる視点から牛の不調に気づいて声をかけてくれます。病気にならないための予防を徹底することで、鈴木牧場の牛は日々健康的に暮らしています。

生産者のこだわり

生乳・牛肉・鶏卵 オーガニック認証取得

2021年8月、鈴木牧場で生産する生乳、牛肉、鶏卵のJASオーガニック(有機)認証を取得しました。1つの牧場で3つの有機認証を取得するのは、国内で初めてのことです。
これによって2020年8月に取得した牧草地の有機認証と合わせて、牧場全体のオーガニック化に向けて前進しました。これからも「堆肥・土・草・牛づくりの循環型酪農」と「心と体にいい食べ物づくり」の実践を続けて、牧場から健康と幸せを提供していきます。

生産者のこだわり

塩のこと

「牛に食べさせる塩を自分で作りたい」と始めた塩づくり。塩の元となる海水は、広尾町内の音調津地区から取ってきています。他の海水と比べて海藻や魚介類が多いのが特徴。十勝の山や森のミネラルが太平洋に流れ込むためプランクトンが豊富なのです。
その「おいしい海水をそのまま塩にする」ため、1週間ほど時間をかけてじっくりと海水を煮詰めます。そうやって出来上がった「十勝の塩」。塩味と甘みのバランスが深く、牛だけではなく人間にも好評です。

生産者のこだわり

将来のこと

本来は母牛によって子牛のために作られる「乳」。すべての哺乳類が生まれて最初に口にするものであり、いのちを支える源です。牛は再生可能な資源である草を食べて、人が口にすることができる乳や肉を提供してくれているのです。みなさんにもそんな牛乳をおすそ分けしたい。人、動物、植物すべてのいのちを幸せにする仕組み「オーガニック」を通じて、食卓を豊かにし、次の世代のいのちを育んでいきます。

詳細情報

経歴・沿革

2014年 全国青年農業者会議 畜産経営部門 最優秀賞(農林水産大臣賞) 受賞

2020年 JASオーガニック認証(有機農産物、有機飼料) 取得
     北海道農業士 認定

2021年 サステナアワード2020(農林水産省、消費者庁、環境省主催)実践賞 受賞
     JASオーガニック認証(有機畜産物) 取得

2022年 JASオーガニック認証(有機加工食品) 取得
乳処理業・乳製品製造業 取得

2023年 JGS日本グラスフェッド認証 取得
     放牧畜産基準(放牧畜産実践牧場)認定

メディア実績

▶︎▶︎ テレビ
・NHK北海道 
広尾町の牧場が生乳・牛肉・鶏卵の3品目で有機認証|NHK 北海道のニュース

▶︎▶︎ 新聞
掲載記事 
JASオーガニック認証取得 循環型酪農の取り組み等
・十勝毎日新聞
・北海道新聞
・日本経済新聞
・日本農業新聞
・農業共済新聞
・全国農業新聞
・毎日新聞
・朝日新聞

▶︎▶︎ 雑誌
・酪農雑誌デーリィマン 2022年1月号
・サステナブルビジネスマガジン「オルタナ」67号
・ノーザンスタイル「スロウ」
・農林水産省 北海道農政事務所 帯広地域拠点
・北海道・十勝 生活情報誌月間しゅん2020年1月号
・農業総合月刊誌「農家の友2021年4月号」
・北海道情報誌 別HO(ほ)
・北海道情報誌HO(ほ)
・十勝の食卓
・酪農乳業速報


▶︎▶︎ 視察受入れ
・北海道大学
・酪農学園大学
・帯広畜産大学
・小樽商科大学
・日本農業経営大学校
・立教大学
・同志社大学
・東京海洋大学
・和歌山大学
・更別農業高校


2014年
サルモネラ清浄化後の経営改善(良質粗飼料生産・乾乳期使用改善・カウコンフォート)の取り組みを発表
全国青年農業者会議 畜産経営部門 最優秀賞(農林水産大臣賞)受賞

2015年
「サルモネラ清浄化後の乳牛の飼養管理改善と生産性向上」論文発表
鈴木なつき (妻 家畜獣医師)
共同研究者 海田佳宏 (十勝農業改良普及セ) , 黒澤重人 (十勝農業共済組合) , 小原潤子 (道総研 畜試)

2020年
日本経済新聞社本社主催 ブランニュー北海道in十勝 ~女性たちが拓く日本の未来~
鈴木なつき オーガニック酪農の取り組みを発表

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