

埼玉県 朝霞市
高耕農園
当農園は都市近郊に立地していることもあり、周囲の畑や自然がどんどんなくなっていくことに強い危機感を覚え、江戸時代から続いてきたこの農地を守ることが自然環境を守ることに繋がると思い受け継ぎました。
農園の場所は東京のすぐ北、埼玉県の朝霞市。
商業施設やマンションの並ぶ市街地に突然現れる緑豊かな農園は、スズメ、ハト、カラス、メジロ、ムクドリ、ヒヨドリ、オナガ、モズ、時にはオオタカも訪れ、来る人を癒すパワースポットのような場所。
そこで地球環境の改善を願い、環境への負荷を低減する農業をしているのが”微生物を利用した自然農法”の高耕農園です。
生産者のこだわり

固定種・在来種で自家採種
野菜には様々な品種がありますが、遺伝子組換え野菜はもちろんのこと、次代に形質を残せないF1種も使っておりません。
長い年月をかけてその土地の風土に馴染んだ野菜は、生育・耐病性・味に優れた素晴らしいものです。
当農園では地元で作られ続けて来た先祖伝来の品種を大切に育て、自家採種をして未来に繋げています。
また、新たに栽培をする品種についても持続可能であるか、種の保存という観点からも固定種・在来種を使用しています。
画像は当農園で育てている在来種の小泉冬越し五寸人参の花です。

微生物のはたらきとは
土の中には様々な微生物がたくさん住んでいます。
主な役割としては
・虫などが分解した落ち葉や残渣をさらに分解して取り込む。
・雨などで土中に入った空気中の窒素をその身体に取り込む。
・野菜の根に集まり、病害菌から野菜を守る。
・野菜が吸収しやすい形の栄養を放出する。
このように微生物は栄養を蓄え、野菜を守り、野菜を育てるという重要な役割を担っています。
発酵液とは
高耕農園では地球家族さんの発酵液を培養して使っています。
さまざまな薬草や野菜をもとに作られた発酵液は微生物の種類も豊富、土壌に活力を与え、環境を浄化し、エネルギーを高めてくれるそうです。
発酵液はさまざまな微生物を増やしてくれますので、野菜が元気に育ってくれています。
環境への負荷の低減のために
高耕農園ではトラクターやコンバインは使用しますが、基本的に手作業でビニールマルチやハウス・トンネルといった石油系資材を使用せず、野菜を育てています。
また、広範囲の除草作業は草刈機だけでなく、ヤギを併用することによって化石燃料の使用量を少なくしています。
なぜなら地球環境を改善したいと願っている私たちが、環境破壊につながる可能性のあるものを使用することは本末転倒であるからです。