

高知県 安芸郡北川村
ももちゃんファーム
日本でも有数の柚子の産地、高知県の北川村にわたしたちの農園はあります。
北川村のゆずが始まったのは、かつて坂本龍馬と行動を共にした幕末の志士、中岡慎太郎が奨励したことから始まりました。
当時、海から離れていた北川村では塩の代わりにゆず酢(果汁)を使っていたとされています。
現在ではフランスなど海外各国にも輸出されている北川村のゆず。
ぜひお楽しみください。
生産者のこだわり

販売する側から栽培する側に
祖父は柑橘類の卸問屋、父はゆずの加工会社の責任者、
かく言うわたしも柚子の加工会社で以前は働いておりました。
農業を始めるきっかけになったのは、テレビカメラマン時代に出会った取材先で農業の面白さに触れたからです。
今年の春から柚子の名産地の北川村で1.3haの土地を現在は借り受けて、新規就農しました。
村のみなさんに助けられながら日々奮闘しています。

美味しい柚子に必要なもの
無農薬栽培や減農薬栽培を行なって安心安全なゆずを作るため日々努力しています。
無農薬・減農薬を行なった分、当農園では剪定作業や草刈りの時間に当てたりしています。
(畑の見栄えは近所でも噂になります。この作業が一番みられていると言っても過言ではありません)
「いい柚子を作るには農薬より剪定やきね!」と地元で有名な柚子生産者の方は言っておられました。
柚子はまだまだマイナーな果物です。
高知の柚子をもっと知ってもらうために皆様に是非試していただきたいです。

柚子の危機を救うために
農業人口が減っていく中で、柚子も生産者減少の危機にあります。
高知の特産品「ゆず」を守るために、新規就農して日々頑張っています。
私が化成肥料などを使わない理由は単純にコストが高いから。
「世界一高い果汁」と言われる柚子でも、やはり高いコストをかけても収益は上がりません。
そこで行き着いたのが高知のリサイクル業者が作っている肥料や地元養鶏場が販売している鶏糞などの自然由来からできたものを使うことです。
農薬に関してもしっかり散布すれば黒点一つない綺麗な柚子玉はできますが、
昨今のオーガニックブームやフランスなど海外の農薬基準の厳しさを目の当たりにし、
無農薬やなるべく農薬を減らす努力をすることを念頭に置いて栽培しています。

今後の農業は。〜皆様への想い〜
今後はIoTを利用した農業を目指しています。
ドローン農薬散布による減農薬栽培や、無農薬栽培において真夏の一番暑い時期で栽培ワークフローの中でも一番大変な作業となる草刈り作業の自動化など、行政を絡めて現在模索しております。
農業人口減少で生産量が落ちていく現状を自動化でカバーし、魅力的な農業として若者が参入しやすくなるようにプラットフォームを組み立て、「土佐の高知の柚子」を守っていきたいと考えております。
お客様へお願いしたいことはただひとつ。
「生産者が頑張って作った作物を美味しく食べて欲しい」
それだけです。皆様の喜ぶ顔が見れれば生産者も励みになります。