

茨城県 つくば市
株式会社HATAKEオーガニックファーム
当農園は、昨年HATAKEカンパニーという生産法人より独立し、有機栽培に特化した作物づくりをしています。
JAS有機及びJGAPの認定を受け、生産工程管理を行い、安全で美味しい野菜作りに勤しんでいます。
生産者のこだわり
麦のリビングマルチ
リビングマルチは、『Living multi = 生きているマルチ』の意味です。マルチとは皆さんおなじみの畑に畝を作って苗を植える時に使うポリマルチと同じ意味です。
ポリマルチの代わりに麦や大豆の種子を播いて、その麦草や大豆をマルチとして使うというものです。リビングマルチを使った栽培法を『リビングマルチ栽培』と呼ばれます。除草剤を用いずに除草の効果があるので、『無除草剤栽培法』と呼んでも良いでしょうか。
私たちは麦のリビングマルチを使用しています。
マルチは雑草を防止し、乾燥や夏の直射日光を和らげたり防虫効果もあります。麦は寒い時期に生育し、暑くなると枯れます。春に播くと夏前に出穂せず、草のままで枯れてくれます。麦が旺盛に生育し他の雑草を寄せ付けません。
ポリマルチと比べてのメリットは、
1. 植物なので廃棄の手間が無い
2. 敷き藁代わりになる
3. 最後には鋤きこんで緑肥として使用する
などなど、たくさんです。
こだわりの野菜は土作りから
筑波山の麓にある約4ヘクタールほどの路地畑と施設(ハウス)で年間50品目程の野菜を生産しています。
私たちは良質で安全な野菜作りを目指すため、健康な土作りにこだわっています。畑には、微生物の活性を促すために、県内の馬糞を有効利用した堆肥を散布して、野菜の健全な成育と美味しさを目指しています。
また、病害虫の被害予防には、納豆菌(枯草菌)や乳酸菌などの微生物利用や、特にアブラムシ対策にはアブラバチやテントウムシなどの天敵利用(IPM)を県内の研究者と共に行っています。