
静岡県 富士宮市
農業人 坂尻ハジメ
食卓の風景を変える~見て美しく食べて美味しい楽しくなる野菜~
をモットーに、安心安全は当たり前、美味しくなければ意味がないとも思いがあります。
農薬や化学肥料は使わずに、更に、元肥としては、動物性堆肥も使用せずに栽培しております。
その代わり、地域の酒蔵から出る酒粕を元肥として使用しています。
生産者のこだわり
富士山の雪解け水が豊富な地域です
富士山の麓、静岡県は富士宮市において、約1町部の面積の畑で野菜を栽培しています。
標高は約250mで、富士山の雪解け水が豊富な地域です。
そこかしこに水路があり、年間を通じて水が途絶えることもなく、水に恵まれたところです。
年間150種類ほどの野菜を栽培し、ニンジンだけでも8種類作っています。
他の野菜も色々な色、カタチ、味、本当に様々です。
そんな野菜をまずは知って頂き、そして本当に美味しいモノばかりです。もちろん適した食べ方もありますが、そんな野菜たちを見て食べて、そして楽しんで頂ければと思います。
私たちのモットー
食卓の風景を変える~見て美しく食べて美味しい楽しくなる野菜~を目指しています。
食事の時間、食卓の並ぶご飯を見て、そこにある野菜を見て会話が弾む、そんな家族団欒の時間がより有意義になりますように、そんな思いで日々向き合っています。
有機栽培を始めたきっかけ
当方は有機栽培と言われる農法で野菜を栽培しています。
小さい頃、農作物に農薬を散布する農家の姿を見たことがあります。その時の農家の方の格好は、完全防備、マスクやメガネもしていました。食べるモノなのに、なぜ体に入ってはいけないモノを降り掛けるのか??と疑問に感じました。
そんな思いもあり、自分で農業をスタートするに当たり、農薬や化学肥料は使わずにやろう!と決めました。さらに、当方では動物性堆肥も使用しておりません。最初は堆肥を軽トラに満載して、それを自力で畑に散布するだなんて、何て労力か!!と思い、少しでも省力したい気持ちでした。
また、借りた畑は毎年牛糞堆肥を大量に散布していたことも知っていました。それならば、また新たに投入せずとも、地力はあるのでは、と判断しました。圃場によってバラツキはあるものの、堆肥を投入せずとも野菜はできることが分かりました。
その後結婚し、妻が、「動物性堆肥の入っている畑で栽培された野菜は臭い!!」と言い出しました。その理由は、体内に蓄積された動物性窒素との関係が考えられることが分かってきました。ただ、家族が嫌!ということを何も自分がすることもないですし、それに美味しい野菜もできるのであれば、無理に堆肥を投入する必要はないと考えました。
有機栽培へのこだわり
現在は、地域の資源でもある「酒粕」を畑に投入しています。酒粕は生きた酵母が沢山いるため、土壌にとっても素晴らしい働きをしてくれます。酵母はグルコースを欲します。もともと土壌には酵母も存在しますし、酒粕を入れるより、直接グルコースを入れた方が効率も良い様です。しかし、日本酒を作る過程で出る副産物の酒粕、時にそれは産業廃棄物ともなります。そんな貴重で万能なある意味では「資源」、地域からでる「資源」を活用しない手はないと考え、現在では酒粕を投入しています。
酒粕は僕にとってはかなり良い「感じ」です。非科学的ではありますが、感覚的に良いです。そんな酒粕野菜をどうぞご賞味下さい。「酒粕」を使用していると言いましたが、それは僕のやり方であり、全ての農家にとってベストな方法とは限りません。
それは、オーガニックですとか、慣行農法とか、自然栽培とか色々ありますが、オーガニックや減農薬が良い野菜!という訳でもありません。
みなさんにとって「合う」野菜があるはずです。
それを探して頂きたく思います。
どうぞ自身に「合う」野菜を探してみて下さい。