
我が家にぴったりなお米が見つかる!今年のお米は品種で選ぼう!
食欲の秋、収穫の秋、豊作の秋―。
秋といえば様々な食材が収穫期となり旬を迎えますが、その筆頭といえばやはりお米。
農家さんが1年かけて大切に育てた稲穂に米がたわわに実り、今にも弾けそうに膨らんだ新米が収穫されます。
そんなお米、実は様々な秘密を秘めていることをご存じでしょうか。今日はその起源から選び方、おいしくいただくコツまで、100倍おいしく楽しむ情報をお教えします。
お米の起源
稲作は古代の歴史でも重要なキーワード。日本の国力を支えてきた重要な作物ですね。
その起源は約6500年前で、インドのアッサム地方から中国の雲南省にかけての山間という説が濃厚です。
日本には縄文時代の終わりに伝わり、約2400年前の板付遺跡から水田跡が見つかっています。
我が家にピッタリなお米と出会おう!
いざ、お米を買おうとすると、コシヒカリ、ササニシキ、あきたこまちなど多種多様な品種と出会います。
でも「うちに合った品種って何だろう?」「正直どの品種でも同じじゃない?」そんなことを思ったことはありませんか?
そんなあなたへ、好みに合わせてピッタリのお米が見つかる「お米チャート」をお届けします!
このチャートは縦軸が甘さ、横軸が食感の特徴で並んでいます。特に注目すべきは横軸。
このさらさら-もちもちの違いはお米のでんぷん質に含まれる「アミロース」という成分。その量が粘りの強さに影響し、差分が生まれるのです。
食感別にお米をご紹介!
アミロースの割合が少ないと粘りが強いもちもち米に、逆に多いと粘りが少ないさらさら米になります。
あなたのお好みの食感で品種を選んでみてくださいね。
もぐもぐ食べよう「もっちり米」
もっちり米はアミロースの含有量が少ない「低アミロース米」と言われるお米です。よく粘り、つやっと柔らかくておいしい品種が集まります。
また、もっちり米は冷めても硬くなりにくいため、お弁当やおにぎりなどでいただくのもおすすめです。
もちっと甘い「もち甘米」
もっちりした適度な粘りとほどよい硬さのバランスと甘みが特徴の米。皆さんご存じのコシヒカリやあきたこまちもこのグループに入ります。
もちっ!だけど粒感も感じる「もち粒米」
つややかで柔らかい中に、つぶれることのない適度な硬さがあるもち粒米。普段なかなか見かけない品種も多数ございます。
さらさら好きへ「粒立ち米」
さらさらとした触感で粘りが少なめの粒立ち米。炊くとパラパラした炊きあがりになるため、ピラフやチャーハン、パエリアなどに適したお米です。
コラム:昔話によく出る「おにぎり」はいつ生まれた?
おにぎりの起源は平安時代の「頓食(とんじき)」という食べ物だと言われています。頓食は宮で働く下仕えのお弁当で、『源氏物語』にもその名が登場しているのだとか。
今のような海苔で巻かれた形が一般的になったのは江戸時代で、それまでは塩むすびの形が普通だったようです。
おいしいお米の見分け方
ここからは生産者さんに聞いたお米を最大限おいしくいただく方法をご紹介!まずはおいしいお米の見分け方。
粒の大きさとつやをチェック!
- 粒の大きい艶のあるお米は、美味しいかと思います。(銀山 博之さん)
「精米したて」を食べてほしい!
今回質問した農家さんの8割以上が口をそろえて言ったのは「精米したてで食べてほしい!」ということ!その理由と併せてお聞きしました。
- 精米した日付が新しい方が鮮度が良い(しま田だもんさん)
- 精米して何日以内に発送しているか サイトに記載している農家さんなら、安心できそうです。忙しくとも新鮮なものを食べてもらおうと思っている証拠なので。(奈良おおの農園さん)
- りんごの皮を剥くのと同じく、お米も精米してから酸化が始まる。出来るだけ精米日が近いお米がオススメ。(高田農園さん)
保存のコツは?
つい日常的に常備しているため忘れてしまいがちですが、お米も生鮮食品の一つ。保存方法でそのおいしさが大きく変わります。
お米が生鮮品ってどういうこと?
実はお米は生鮮品!玄米は生きているので呼吸をしています。生きている証拠に30℃ぐらいのお湯に24時間浸けておくと芽が出てきます。
玄米も呼吸をしており、そのエネルギーとして胚乳の中のデンプンを消費するので味が落ちてきます。出来るだけ呼吸を抑えるには冷暗所に保管することです。冷蔵庫の野菜室に空きがあればココがベストです。(菜の花米 盛盛さん)
可能であれば玄米で購入!
お米は精米後からどんどん鮮度が落ちていきます。手間はかかりますが、玄米で購入し、家庭用精米機で数日分を精米するのが良いでしょう。玄米をまとめ買いできるのでコスパも良いと思います。(小場農園さん)
精米後の状態で買ったら「冷暗所」で!
精米した米は、ペットボトルに脱気材をいれ、米をいれ蓋をして、冷蔵庫の野菜室で保管すると味が変わりにくいです。(夢千考房さん)
おいしい食べ方は?
玄米(1) 塩麹と炊く!
玄米は塩麹と一緒に炊くと、柔らかくて臭いも低減されて、消化もよくなりますよ。(YAMAICHI ALPSさん)
玄米(2) 酵素玄米に!
玄米はプチプチして硬くて食べにくいので嫌いという方が多いと思います。実は酵素玄米にすると、モチモチでとっても柔らかく頂けます。
普通の炊飯器でも玄米モードで炊いた後長時間保温することで酵素玄米別名ねかせ玄米は出来ます。酵素玄米専用の炊飯器と言う物もあって、うちはそれで超簡単に酵素玄米を頂いています。(菜の花米 盛盛さん)
かぼすおかかご飯
白ご飯にカボスを絞り、醤油を垂らしておかかを降って食べると絶品です!(とよくに農園さん)
押し寿司のようにしておやつ!
焼き海苔を型枠にひいて、それにお米、具材(青のりなど)を入れて上から固め、その後包丁で等間隔に切ります。出来上がりがお寿司のようで、食べやすく美味しい!おやつ替わりにもオススメです。(樋廻 昌彦さん)
一番お好みのお米をご自宅で!
ひとえにお米といっても、様々な品種があり、また様々なおいしい食べ方があることを知っていただけたでしょうか。
季節はいよいよ新米シーズン。ぜひあなたの一番「好き!」なお米をお楽しみくださいね。
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