【あなたが知らないりんごの世界】夏~冬~翌春まで!長く旬が続くりんごを楽しみつくす!秘密を徹底解剖

2024/09/03 更新

いよいよ、りんごのシーズンが始まります。

りんごは夏から極早生品種が旬を迎え、以降翌年の春まで品種をリレーしながら長く旬が続く果物

シャクッとあふれる果汁や、腹持ちのよさから、おやつはもちろん朝食などでも人気のフルーツです。

今日はそんな身近なりんごの"あなたが知らない秘密"をまるごとご紹介します!

旧約聖書にも登場する!人類最古の果物

りんごは人類が食した最古の果物と言われています。旧約聖書でアダムとイヴが食べた禁断の果実も「りんご」でした。

アダムとイブ

栽培の起源は約8000年前。原産地は中国です。

新石器時代頃にはすでに始まっていたと言われており、炭化したりんごの化石も見つかっています。

日本には平安時代頃に入ってきて、主にお供え用として用いられました。今食べているようなりんごの栽培は約130年ほど前から始まったとされています。

りんごはバラの仲間!

りんごの花

りんごはバラ科リンゴ属の植物。よくよく葉っぱを見ると、バラの花でも見るような卵型の形をしています。

実は果物の多くはバラ科で、昔はアンズ、モモ、ミカン、レモン等の果物も総じて「りんご」と呼ばれていました

時期ごとの違い

りんごは旬が長い果物。夏の後半から翌春まで旬が続きます。それぞれの時期によって異なる魅力を楽しんでくださいね。

夏のりんご

夏緑

▲夏のりんご「夏緑」

夏のりんごは暑い日に嬉しいさっぱりした酸味が最高!甘さは比較的控えめで、爽やかな味わい。

果肉は硬い物が多く、食べ応えも抜群です。

秋のりんご

シナノスイート

▲秋のりんご「シナノスイート」

秋のりんごは果汁がたっぷりで甘みが強い品種、酸味が強い品種、バランス派の品種など多岐にわたる品種が登場します。

生食はもちろん、ジュースやお菓子向きの品種もたくさん!

冬のりんご

ふじ

▲冬のりんご「ふじ」

冬のりんごの多くは甘みがゆたかで大変香りが強いのが特徴。また、日持ちもよく、保存方法によっては翌夏頃まで保つものもあります。

一日一個のりんご、医者知らず!

イギリスのことわざで表題の「一日一個のりんご、医者知らず」というものがあります。

世界中でその栄養価の高さが認められているのですね。

箱に入ったりんご

りんごはビタミンC、食物繊維、ポリフェノール、カリウムなどを豊富に含み、特に風邪などが気になる秋冬の時期は積極的に取り入れたい果物です。

りんごの名産地

あなたはりんごの名産地と聞いてどこを思い浮かべますか?こちらでは主要産地ごとの特徴をご紹介します。

1位:青森県

ふじ

▲青森の主力品種「ふじ」

全国で年間約70トン強生産されるりんごのうち、青森県産は半分以上の約40トン

りんごは涼しい気候を好む果物。夏でも比較的涼しい環境があるため、早い時期からすくすくりんごが育ちます。

長年の研究や情熱によって高い栽培技術も持ち合わせています。

特筆すべき品種は「ふじ」。栽培される品種のうち、半分ほどがふじになります。

青森県のりんごを見る

2位:長野県

秋映

▲長野りんご三兄弟®の1つ、「秋映」

長野県の年間りんご生産量は約13トン。昼夜の気温差が大きい内陸性の気候を生かし、甘さが凝縮されたおいしいりんごが育てられます。

多くの新品種も開発されており、とくに有名なのは「りんご三兄弟®」。秋映、シナノスイート、シナノゴールドが該当し、ぜひ長野県産で楽しみたい逸品です。

長野県のりんごを見る

3位:岩手県

紅いわて

▲岩手県オリジナル品種「紅いわて」

3位は岩手県。年間生産量は約4万トン。皆さんご存知でしたか?

岩手県は太陽の光がすべてのりんごに当たるよう、樹をあえて大きくせず、果実には袋をかけずに栽培するのが特徴的です。

岩手県のりんごを見る

カラフルで楽しい!多種多様なりんご

りんごといえば、王道の赤色はもちろん、品種によって見た目もさまざま。今年は、普段手に取らない色のりんごを試してみても面白いかも…!?

赤りんご~王道を楽しむ!~

りんごといえば!王道の赤りんご。主要品種のふじをはじめ、甘さが強いりんごから酸味が強いりんごまで多岐にわたる品種があります。

つがる

▲つがる

赤りんごを見る

青りんご~爽やかな味わい!~

さっぱりした甘みが多い青りんご。そのまま生食でいただくのはもちろん、アップルパイやジャムなどに調理していただくのもおすすめです。

王林

▲王林

青りんごを見る

黄りんご~酸っぱそうに見えるけど超甘い!~

黄色=すっぱそう…そんなイメージはありませんか?実は黄色品種の多くはその見た目に反して濃厚な甘さが特徴的!

甘さ重視のあなたはぜひ黄りんごを試してみて♪

はるか

▲はるか

黄りんごを見る

ピンクりんご~なかなか出会えない!~

普段なかなか出会う機会のないピンクのりんご。ご紹介している「ピンクレディ」は栽培にライセンスが必要なため、栽培している生産者さんがごくわずかの希少品種です。

比較的酸味がしっかりしていますが、糖度も高いので濃厚な味を楽しめます。そのジューシーさとさわやかから「シャンパンのような食味」と称されることも多々。

産地直送の食べチョクだからこそ出会える品種です。ぜひ一度お試しあれ!

ピンクレディ

▲ピンクレディ

ピンクりんごを見る

おいしいりんごの見分け方

おいしいりんご

おいしいりんごを見極めるには、まず重さを確認しましょう。大きさの割にずしっと重みがあるものの方が、密度が高く果汁が詰まっているため、おいしい可能性が高いです。

他にも、色つやが良く、ツル元が太く変形してないものを選べると尚良いでしょう。サイズは大玉より中玉くらいのほうが美味しいといわれています。

コラム:りんごの蜜は甘くない!?

蜜入りりんご

「蜜入りりんごは甘い」という話をよく聞きます。そのため、蜜の部分=甘いと考えている方は多いのではないでしょうか。

実は蜜の部分自体は特段甘くありません。蜜の正体は葉から果実に運ばれたソルビトールという糖に変わる成分のうち、糖に変われなかった分が細胞の間にたまって半透明になったもの。

そのため、蜜そのものは甘くないですが、蜜がいっぱい入った=葉から栄養をいっぱい吸収した証のため、おいしく甘いことが多いのです。

ただし、品種によって蜜入り量自体は変わるため、必ずしも蜜がない=おいしくないわけではありません。

りんごを長くおいしく楽しむには…

食べチョクで注文すると、たっぷり箱で届くりんご。せっかくなら適切な方法で保存して、長くおいしく楽しみたいですよね。

新聞紙に包んだりんご

りんごは、冷蔵庫の野菜室など低温の場所に置き、ポリ袋へ入れて保管すると長くお楽しみいただけます。

また、りんごを一個ずつ新聞紙やキッチンペーパーに包んでからポリ袋へ入れると、より長く保管でき、湿度変化も調節してくれるのでおすすめです。

切ったりんごが茶色く変色しないために

切ったりんごが茶色く変色するのは、りんごに含まれるポリフェノールが空気に触れて酸化してしまうことが原因。

茶色くなることでまずくなることはありませんが、せっかくなら美しい見た目のままいただきたいですよね。

塩水に浸す

変色を防ぐには、りんごを塩水にさらしたり、はちみつを溶かした水につけることがおすすめです。ぜひお試しください。

※乳幼児に与える場合ははちみつを使わないようご注意ください。

色とりどりの種類豊富なりんごの世界へようこそ!

いろいろなりんご

これから幕をあけるりんごシーズン。

色、産地、国、栽培方法…それぞれ異なる特徴があり、それぞれにオリジナルのおいしさがあります。

ぜひその時期に一番おいしい旬のりんごを存分にお楽しみください。

今が旬のりんごを見る

みんなで食べよう!あつまろう!りんごでおしゃべり

りんごでおしゃべりが弾む!ワイワイ シャキシャキ みんなで食べよう

リビング、こたつ、団らんに「りんご」があると、いつもよりおしゃべりに花が咲く気がしませんか?

シャキシャキした食感と弾む会話が楽しくて、ひとつ、もうひとつ…と手が伸びて、気付けばお皿は空っぽ。

おかわりで剥いたりんごに「わぁ!蜜がスゴイね!」そんな歓声が上がると、なんとなく自分も誇らしくて、つい「ここで買ったのよ」なんて語りはじめちゃう。最近のりんごは、色も味も食感もさまざまで、それも会話のタネに。

団らんを盛り上げてくれているのは、実はりんごかもしれません。夜の時間も長くなってくる季節、りんごでおしゃべりを、もっと楽しみしませんか。

りんご特集はこちら

この記事をシェアする

トップに戻る

最新のおすすめ記事

“見た目じゃない、味で選ぶ魚”──未利用魚の魅力と、おいしい付き合い方

“見た目じゃない、味で選ぶ魚”──未利用魚の魅力と、おいしい付き合い方

近年、魚の流通にも“かたち”や“基準”が求められるようになり、味に問題がなくても市場に出回らない「未利用魚」が目立つようになりました。サイズが不揃いだったり、見た目が個性的だったり、水揚げ量が少なかったりという理由で、出荷されずに破棄されてしまうことも珍しくありません。今回は、そんな未利用魚が生まれる背景と、いま注目される理由、そして“見た目ではなく、味で選ぶ”楽しさ、さらには家庭での活用方法までをご紹介します。【目次】 「未利用魚」って、どんな魚? “おいしくて、地球にもやさしい”...

2025/05/15 公開

夏に食べたい!「すもも・ワッサー・ネクタリン」の魅力と選び方

夏に食べたい!「すもも・ワッサー・ネクタリン」の魅力と選び方

桃だけじゃない!“夏の主役果物”を見逃さないで毎年夏になると、スーパーや果物専門店で目にするのは“桃”が中心。でも実は、今こそ味わってほしいのが「すもも」「ワッサー」「ネクタリン」といった“通好み”の夏果物たちです。今回の記事では、食べチョクで手に入る上記3種の果物の違いや魅力、おすすめの食べ方をご紹介します。【目次】 爽やかで美味しい健康果実「すもも」の魅力とは? 桃とすもものハイブリッド「ワッサー」の美味しさとは? つるんとした見た目が特徴!「ネクタリン」は皮ごと食べられる夏の...

2025/05/15 公開

スイカ前線に沿って目指せ!【スイカの全国制覇】

スイカ前線に沿って目指せ!【スイカの全国制覇】

シャリシャリの歯ごたえと、さわやかな甘みがたまらない「スイカ」。“日本の夏の風物詩”といったイメージですが、実は日本各地で年間を通して旬を迎えているのをご存じですか?スイカは熊本や長崎、山形などの名産地をはじめ、全国で栽培されています。南は沖縄から北は北海道まで、約1年間かけて日本列島を北上しながら旬がやってくる「スイカ前線」が存在するのです!そこで今回は、スイカの品種のご紹介、選び方や適切な保存方法、さらにスイカを使ったレシピまで、スイカを最大限に楽しめる、おいしい情報をお届けします!【...

2025/05/13 公開

「白鳳」に続け!いま注目すべき『次世代の桃』を大予想!!

「白鳳」に続け!いま注目すべき『次世代の桃』を大予想!!

桃界は、次のスターを待っている!「白鳳」という大スターが誕生して、はや半世紀以上。昭和30年代、まだ“桃=高級品”というイメージが強かった時代に、「白鳳」はその壁を打ち破りました。やわらかな果肉とたっぷりの果汁、クセのない甘さは、誰もが「おいしい」と感じる親しみやすさ。しかも、病気に強くて栽培しやすく、安定した収量が見込める――まさに“生産者にも消費者にもやさしい”品種だったのです。全国に急速に広まったことで、桃は季節の定番フルーツとなり、夏の風物詩としての地位を確立しました。「白鳳」の登...

2025/05/12 公開

※完売しました※大好評シリーズ第3弾!3種の桃を食べ比べ

※完売しました※大好評シリーズ第3弾!3種の桃を食べ比べ

第1弾は“10時間”、第2弾も翌日完売!たくさんのご好評を受けて、満を持して第3弾をご用意しました。これまで手に取れなかった方も、ぜひこの機会にご注文ください。数量限定のため、ご注文はお早めに!※ご好評につき第3弾は完売いたしました。たくさんのご注文、誠にありがとうございました。今後の販売再開や類似商品のご案内をご希望の方は、下記よりリクエストをお送りください。【目次】 旬の食べ比べ便ってどんなサービス? 「3種の桃だより第3弾」とは? お届けする3種の桃 こんな方におすすめ! ※注意事...

2025/05/09 公開

記事一覧