いつもありがとうございます🙇🏻
現場の武志がコメントいたします。
返信が遅くなり申し訳ありません🙇🏻
年度初めでバタバタしておりました。
「美しいほうれん草たち✨」をいただきまして大変嬉しいです。
作物を美味しく美しく育てる為には様々な条件がございますが、今日は塩基分についてほんの少しお話しします。
塩基を大きくみますととカルシウムCa、カリウムK、マグネシウムMgがあります。
例えば作物にカルシウム欠乏が現れた場合、土壌にカルシウムが足りてないと判断するのか、あるのに吸えてないと判断するのかで真逆の処方をしなければなりません。しかも選択するのはこの2択だけではなく、作物の状態、特に“根”の状態も選択肢に入ってきます。根痛みで吸えてないとしたら、根痛みの原因は何か。肥料焼けなのか、灌水過多による根痛み、乾燥による根痛みなのか。はたまた土中の酸素不足なのか。
根痛みでないとしたら土壌成分のアンバランスが候補として挙がってきます。Ca:Mg:K=5:2:1になっているのか。塩基飽和度はどうなっているのか。などなど。
カルシウム欠乏が出たからといって、安易にカルシウムを追肥してしまうと拮抗作用が働き、マグネシウムとカリウムが効かないという事にも繋がりますし、過剰なカルシウムはリン酸Pと結合し難溶性のリン酸カルシウムとなって作物が極めて吸収しづらい物質になります。
またカルシウムは分子が大きいので根から吸収しづらく、また植物体内での移動もしづらいのでその点も考慮しながら最適な処方を導き出します。
農業を始めてから10年ぐらいは土壌分析した紙をそれこそ穴が開くほど見比べておりましたし、もっと言いますと過剰症、欠乏症、生理障害、病害、虫害の見極めも怪しかったです笑
このような事を20年かけて解決してきましたので、みるのしんさんから「美しいほうれん草たち✨」「毎回美味しくいただいています😋」と言っていただけるのが本当に嬉しいのでございます。
これからもほうれん草を突き詰めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたしますいたします🙇🏻
お忙しいところご投稿いただきありがとうございました🙇🏻