おいしい梨を育てるには日当たりが大切です。それぞれの梨の木の性質をよく見て剪定をします。梨の種類によっても剪定の仕方が違いますが、基本は一枝を2~3年使って、新しい枝に変えていきます。そのためには次に実を着ける新しい枝の準備が欠かせません。どんな木にするのかいつも考えながら育てています。花が咲いた後は、いい花の着いた枝を残し、摘花を早めにするようにしています。花の時期を見つけてやることが大切。形をよくするには摘花で実のなり方を見極めて、授粉させます。
数年前までは牛を飼っていましたので、肥料には自家製のたい肥を使っています。梨は肥料のやり方を間違えると実が落ちてしまいます。長年の経験から、最適なタイミングと量で肥料を与えることでみずみずしく味の濃い梨が取れます。