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鹿児島県 霧島市
マルマメン工房
私たちマルマメン工房は、鹿児島県霧島市霧島永水で農薬、化学肥料を使わず数種類の大豆や麦を栽培しています。
鹿児島県内のイベントやマルシェに積極的に参加し、自分たちが作った農作物を直接販売したり、協力してくださるお店とパンを作ったり、食育をテーマとしたワークショップを開催したりしてきました。
また、私たちの作物の品質にはご高評をいただき、無印良品さまにも商品をお取り扱いいただいています。
自然や作物に沿った暮らしや時間、祭事などを現代に残していきたいし、実践したい。
また、農薬を使わず肥料も最低限に抑え『身土不二』を心に、マルマメン工房は農業に取り組んでいます。
生産者のこだわり
「MARUMAMEN工房」は「○豆ン工房」と書く
「○豆ン工房」○に小をいれたら小豆。大を入れたら大豆。
納豆、豆腐、等の言葉遊びと、「○=輪=平和」とし、PEACEなマインドで皆さんと繋がる事をイメージしています。
「メン」はmen & woman。
工房は創る事なので、豆(大豆)を通じて老若男女 色んな人が通じ、楽しめる物や場所を創る事が出来たらと思っています。
鹿児島では生産者の少ない大豆や麦。
実は大豆と麦の相性は良く、表作大豆、裏作は麦(小麦、大麦)。
どれも味噌、醤油、パンや麺など食品には多く使われていますが、素材としての大豆や麦に、もっと光りを当てたい。
日本における五穀のなかの二穀として、自然や作物に沿った暮らしや時間、祭事などを現代社会で残していきたいし実践したい。
農薬や科学肥料を使わず、肥料も最低限の肥料で栽培し、『身土不二』を心に環境に対しても考えを持って取り組んでいます。他にも蕎麦や稲、レモンの栽培も行っています。
マルマメン工房のはじまり
私は福岡県出身です。勤めていた建設関係の仕事を退職し、世間を見て回ろうと地元を出ました。
しかし、27歳で鹿児島県霧島市に着いた頃には貯金も所持金も底をつき、電車に乗ることも出来なくなっていました。
神社や駅で野宿をしたり、3日間川の水だけで空腹をしのいだり…一度は死を覚悟したこともあります。
そんな時、霧島の市役所職員の方にNPOで農業をしている男性を紹介していただき、居候しながら仕事の手伝いをさせていただけることになりました。
ここで食育活動や農業のアルバイト、地域のお手伝いなどをするうちに「食」「農」「環境」に興味が湧き、この地で生活するならこれしかないと決意して、鹿児島県霧島市・永水で本格的に農業を始めました。
2010年5月のことです。
マルマメン工房の大豆について
マルマメン工房の大豆は無印良品が手掛ける地域産品ブランド「諸国良品」でも取扱いがある、自慢の農産物です。
味噌、醤油、豆腐、納豆。日本人にとってはどれもお馴染みの調味料/食材ですが、身近すぎてかえって「大豆そのもの」について意識することはあまり無いように感じます。
もし僕たちがもっと「大豆そのものを楽しむ」ことを意識したら、豆腐や納豆といった大豆加工品の食べ方が変わるんじゃないか。もっと楽しくなって、食卓に笑顔が増えるんじゃないか?
私はそんな風に考えて、ちょっと変わった楽しみ方も含めて、いろいろな大豆の楽しみ方を発信しています。大豆の魅力をもっといろいろな人に知ってほしいので、マルシェや地元のイベントにも積極的に出店しています。
マルマメン工房ではいろいろな品種の大豆を栽培していて、彩りもカラフルなので、イベントなどで若い女性が「かわいい!」と買ってくれることも多くあります。
生の大豆を使ったことのない層の方にも「かわいい!」と感じてもらえて、買ってもらえるカラフル大豆は、お米と一緒に炊いて豆ご飯にしても、ピクルスにしても、綺麗で美味しいお料理ができます。
味わいもさまざまで、甘みが強い豆、スッキリした味の豆、そして海苔っぽい味がする豆などがあるので、カラフル大豆が登場した食卓はきっと会話が弾むと思います!
もちろん、敢えて1色の大豆だけにしてその豆の味わいをじっくり楽しむのも良いと思います。
Made in 霧島の「地粉」
これまで私たちは豆作りをメインに、小麦粉も作ってきました。
自らの畑で収穫した小麦を使い製粉することで、Made in 霧島の「地粉」を作ってきたのです。
そんなマルマメン工房の地粉はご高評をいただき、これまでパンを作ったり、うどんを作ったり、ハンバーガーのイベントでハンバーガーを作ったりしました。
美味しい!の声と共に少しずつですが口コミやSNSで広がり始め、このままいけばもっと沢山の人に食べてもらえる。
そして地粉を作ってくれる農家が増える。
そう信じています。