

北海道 上川郡東川町
自然放牧豚"炭豚"ファーム
阿部雄太
北海道旭川市東旭川米飯に放牧豚〜炭豚tanton〜を育てております。
米飯(ペーパン)とは東旭川町瑞穂、米原、豊田地区をまとめてペーパン(アイヌ語で甘い水)と呼んでいます。
約東京ドームひとつ分の広大な面積にのびのびと暮らしながら、人と共に生活しております。
木が生い茂る中、現在20匹の豚が生活しております。
山を荒らさないように抗生物質や化学肥料は使用せず、地域の農家さんや加工会社さんの農業副産物を主食とし、地域の副産物の量に応じて頭数管理をしております。
放牧豚”炭豚”は土を掘りかえしながら土(ミネラル)を補給しながら常に食事を楽しんでおります。
山地や牧草地を駆け回り、地域の副産物をたっぷりと食べてスクスク成長しております。
牧場内を歩いているとずっと付いてきて、作業をなかなか進めさせてくれません。土をも掘りかえすほどの力強い鼻先で必死に長靴をハムハムしてきます。
非常に懐っこい放牧豚”炭豚tanton”を是非ご賞味ください。
生産者のこだわり

放牧豚”炭豚”の生き方
北海道の自然と共にのびのびと広大な大地でお日さまもたっぷりと浴びて暮らしています。
雨が降ったら泥をまとい、晴れたら木陰でひと休み、山を登ったり降りたりしながら自由な時間を過ごしています。

おいしさの秘密〜地域から出る栄養のある食べ物〜
近隣農家さんや加工場から出る副産物を主食とし、春はアスパラ、夏はブロッコリーなど季節の野菜や穀物類、そして炭豚には欠かせない木炭や酒粕、秋にはミズナラから落ちたどんぐりや栗、木の実も食べています。
山からあふれ出る湧水もたっぷりと飲んで元気に育っています。
炭豚くん達特徴は、脂身がサクサクしてる旨味のある豚肉。地域を味わえるお肉となっております。

チャレンジ-山の循環をお手伝い-
炭豚くん達は、山に育つ笹や草を食べたり土を掘り起こす事で山林の下草や土壌を活性化することができます。
自然に対して、山にとっても少しお手伝いをし、次世代にバトンを渡せる山づくりを考えています。

”ゼロ”から仲間で開拓した山。
人間や農家さんにとっては斜面はあまり好ましい場所ではありません。
人間が遊んだり、歩くのには傾斜があり、農家さんにとっては農業をしにくい場所でもあります。
しかし、炭豚くん達にとってはかっこうの遊び場所。
春から手探りのまま、木を間伐し、餌場を平地にし、電柵を貼り(野生動物対策)、母家を建てました。
仲間の建築家さんや、鉄工所さん、木材屋さんなど地域の方々が手伝いに来てくれました。
たくさんの仲間と一緒に立ち上げた炭豚ファーム!
詳細情報
経歴・沿革
2017年(30歳) 食肉加工場へ入社。
2020年(33歳) コロナ禍の中、食肉加工場だけではなく生産者へと動き出す。南は沖縄から北は北海道まで、車中泊をしながら主に放牧豚の生産者さんへと伺う。
2021年(34歳) 北海道十勝での研修開始。月に数回訪れては研修生として知識と販売について学ぶ。山林を購入。
2022年(35歳) 山林を仲間で開拓し、放牧豚”炭豚”をスタート。
メディア実績
2022年6月1日 北海道新聞経済欄
2022年6月10日 ライナーネットワーク記事