OITAしらすhoyomaru豊洋丸

大分県 佐伯市

OITAしらすhoyomaru豊洋丸

食べチョク登録:2022年02月

豊洋丸とは、主人の船の船名です。
主人はしらす漁師。
父の代から船曳網を受け継いで、32年しらす漁を営んでいます。
2018年、しらすの鮮度にこだわっていた主人は、九州地方で一般的に行われている二艘曳き漁法を辞め、九州地方ではとても珍しい一艘曳き漁法に転向しました。
一艘曳き漁法だと、小さな網を短時間で曳き揚げる為、ピチピチと活きた状態で鮮度抜群のしらすを捕ることが出来るからです。
妻の私は、主人が水揚げする漁港の前で、しらす料理専門の飲食店を営んでいます。
夫婦共々、毎日しらすを主役に、試行錯誤を繰り返ている最中です。

生産者のこだわり

生産者のこだわり

捕れたてピチピチ生しらすを、産地の漁港から、ご家庭の食卓に届けたい。

生しらすは鮮度が命と言われるぐらい劣化の早い希少な魚です。
水揚げされる漁港まで足を運ばなければ、なかなか食べることが出来ません。
漁港の前で14年間しらす料理のお店を営みながら、漁師の主人と試行錯誤を重ね、捕れたて生しらすを、ほとんど変わらない状態で皆様の食卓へお届けすることができるようになりました。
ピチピチの捕れたてを、真空パックにサッと詰め特殊な瞬間急速冷凍機で冷凍しています。
ご購入後は、ご家庭の冷凍庫で保管でき、お好きな時に流水解凍して食べることが出来ます。

生産者のこだわり

生しらすの鮮度にこだわり、九州では珍しい一艘曳き漁法でしらす漁をしている。

九州では生しらすを食べる食文化が無く、生しらすを釜茹でしてサッと乾かしてできる釜揚げしらすや、カリカリに乾かしたちりめんとして食べるのが主流です。生しらすは、数時間で鮮度が堕ちるため、扱いにくく、食される文化も無いので、需要がないため、市場にはほとんど姿がありません。なので、捕れたしらすは、しらす専門の加工屋さんが、ほとんど買い上げ製品になります。
そのため、しらす漁師は、一度に沢山捕れる二艘曳き漁法が主流です。
しかし、主人はしらすの鮮度にこだわるのと同時に、父から受け継いだ二艘曳き船でこれから先創業していくには、人手不足である現実の壁に打ち当たり、一艘曳き漁法の転向を決断しました。
一度にたくさんのしらすは捕れませんが、小さい網を短時間で引き揚げることが出来るため、生きたままのピチピチしらすを捕ることが出来ます。
従来の二艘曳きでは大きな網の中にしらすが溜まるまで、長時間網を引くので、たくさん捕れる代わりに、網の中でしらすが死んでしまいます。
鮮度は一艘曳きにはかないません。
主人が一艘曳きに転向して、私達夫婦は、たくさん市場に揚げられないぶん、自分たちで鮮度を活かした商品づくりに取り組んできました。
漁港の目の前のお店でも、提供するしらすの鮮度には、こだわり続けてきました。お店で提供する生しらすをお客様が感動して食べて頂くことから、ここに来なくても、お家で捕れたて生しらすを食べて頂くために、試行錯誤して出来た生しらすを是非沢山の方々に食べて頂ければと想っています。
まだ正解は見えてきていませんが、これから先、未来の漁師を存続していくための、新しい姿を作り、これからの一次産業の漁師という仕事の在り方に貢献できたらと思っています。

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