
北海道 札幌市南区定山渓
定山渓ファーム
札幌市中心部からファームまでは、車で約50分。
定山渓は、札幌の奥座敷として知られる温泉郷や
支笏洞爺国立公園もあり、「緑と青の定山渓ビュー」と
言われる絶景スポットが多くあります。
また道内屈指の紅葉の名所でも知られています。
私達の農園は、温泉郷よりもっと奥の標高400メートル
豊かな渓谷と360℃深い森に囲まれた山の中にあります。
21.6ha(東京ドーム約4.6個分)の広大な自社農地で
四季折々の果樹栽培を行い、果物狩りはもちろんのこと
自然と景観を生かした農業体験を提供しています。
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・幼稚園、小学校、中学校、高校、修学旅行など教育を
目的として多くの教育機関に当園を選んでいただいております。
・余暇を楽しみたい、自然の中で過ごしたい、体を使って遊びたい、
旬の味を楽しみたいなど、たくさんの方々に来園いただいております。
・観光と農業を題材に、テレビ番組、雑誌など多数メディアに
紹介いただいております。
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<栽培品目>
※一般市場に出回らないものが多くあります。
●いちご⇒2種類(北海道優良品種けんたろう、ゆきらら)
●さくらんぼ⇒12種類(佐藤錦、サミット、南陽、月山錦ほか)
●プラム⇒13種類(大石早生、サンタローザ、ハリウッドほか)
●プルーン13種類(アーリーリバー、パープルアイ、ベイラーほか)
●りんご32種類(紅将軍、涼香の季節、秋映、ぐんま名月ほか)
●なし8種類(千両、幸水、ブランデー、マルゲリット・マリーラほか)
★そのほか、
ブドウ、山ぶどう、ハスカップ、ブルーベリー、レッドカラント、マルメロ、
ジューンベリー、ブラックベリー、コクワ(ベビーキウイ)、くり、くるみ、
ハーブ、トマト
<自然環境と、栽培方式、生き物が賑わう農業めざして>
ファームの近くに集落がないおかげで、夜になると満天の
星の煌めきが夜空を覆い、それは天の川まで綺麗に
見られるほどで、月あかりは幻想的で美しくファームを照らします。
太陽の下では、川のせせらぎとフィトンチッドの澄んだ空気や
森の香りが、心身に癒しとやすらぎをもらたしてくれます。
ファームは山の中にあるので、斜面が多いため、水はけが良い
果樹栽培に最適な地形と言えます。
厳しい冬の半年間は、積雪量も多くマイナス25℃になる日もありますが、
春になればその清らかな雪解け水がゆっくりと地面にしみ込んでゆきます。
北海道の冷涼な気候と、標高の高さ、昼夜の寒暖差、澄んだ空気、
太陽の光と風、ミネラルに富んだ森の豊かな湧き水、土地ならではの
恵まれた斜面の地形によって、ファームで育った果物は、果実は甘く、
大きく、弾力と艶に富んだ果物となってゆきます。
そして、長い年月をかけて自然が創り出した、微生物豊かな土壌が
自然のままありますので、あらゆる植物や木々を大きく強く育て、
花は色彩の濃い大きな花を咲かせます。
このような「森の精気」が溢れる自然環境は、たくさんの野生動物の
生物圏となっており、エゾ鹿やキタキツネ、タヌキやアライグマ、野ウサギ、
シマリス、エゾモモンガ、エゾフクロウやその他の美しい野鳥など・・
出産と子育てを繰り替えしながら、この豊かな森が多くの野生動物の
命を育んでいます。
私どもは、この森の生態系と生物の多様性を守りつつ、共生し
その恵みを将来にわたって享受しながら、納得いくカタチで
納得のいく果物を、「あたりまえをちゃんと」を合言葉に
日々試行錯誤しながら努力し続けることを約束します。
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農園風景や、日々の農作業、果物の情報、ガーデン情報など、四季折々の
定山渓ファームの様子をInstagramやFacebookなどで配信しています。
北海道の雄大な四季の移り変わりも一緒にお楽しみ頂けます。
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是非フォローよろしくお願いいたします。
生産者のこだわり

農薬節減と有機肥料
<農薬について>
通常慣行栽培で行っている果物ごとの年間の決まった量と回数を
ただ散布するといったことは、行っておらず、
畑をよく観察し、果樹ごとに最低限の農薬しか使用していません。
・さくらんぼ、プルーン、プラムの農薬使用量は
通常の50%節減。
・りんごの農薬使用量は通常の42%節減
・いちごの農薬使用量は通常の62%節減
・ベリー類については、農薬不使用。
・ハーブや花については、農薬不使用。
<肥料について>
有機質肥料⇒発酵油粕、草木灰、有機石灰、
米ぬか(堆肥やボカシ肥を作る時の発酵促進剤として使用)
・いちご⇒栽培期間中は、有機質肥料。
使用量は、通常の60%節減。
土づくりには腐葉土、自家製堆肥。
・さくらんぼ、プルーン、プラム、りんご⇒
圃場ごと観察し、有機質肥料を2年に1回。
土づくりには、腐葉土、馬糞堆肥。
・ベリー類⇒有機質肥料(上記有機質肥料を2年に1回)
土づくりには腐葉土、馬糞堆肥、自家製堆肥。
・ハーブや花⇒有機質肥料(上記有機質肥料を2年に1回)
土づくりには腐葉土、馬糞堆肥、自家製堆肥。
・トマト⇒有機肥料さえ使用していません。
土づくりのために腐葉土、堆肥、自家製堆肥。
※トマトは、ハウス栽培を行っています。
定植時に1度だけ、たっぷり水を与えますが、その後は
1度も人の手による水は与えません。雨の日、ハウスの外の土壌から、
わずかに浸透してくる雨水だけで育てています。
水を与えないことで、収量が少なくなる分、濃厚な味になります。

あえて畑の中も森のようにして果樹を育て「生きた土を育てること」に力をいれています。
私たちは植物について学ぶ中で、本来持っている植物の力を信じながら
果物の木や、花や野菜が多少のストレスに打ち勝ちながらも、のびのびと
生育できる『環境』を整える土壌づくりが1番だと考えています。
「どうしたら生きた土を育てられるか」その課題に
畑の中を森のようにしながら生きた土を育てようという
考えにたどり着きました。
その環境づくりのひとつとして「草(雑草)」があります。
畑に草があると土壌の養分を草に取られる事になるから
草はなくしたほうが良い。
観光果樹園ならば、雑草が目に付くのは美しくから
除草剤を使うか、常に短く刈るべき。
そう考える人も多いと思います。
でも私達は、「草がとても大切」だと答えています。
もちろん除草剤は畑の中では使用しません。
土の中の大切な微生物や、貴重な自生している
山野草も殺してしまうからです。
草は刈ります。
でも草刈りは、育てている果樹によって、あるいは圃場によって
最適なタイミング時期に行います。
時期を見極めながら、あえて草を大きくしたいので
いつでも短く刈り取っておくということはしません。
▼理由は
・草があることで地温の極度な上昇、下降を防ぐ。
・草の根によって土に空気が入る。
・夏場の土の乾燥を防ぐ。
・草の根が地中深くまで伸びる種類の草は、土を耕して
ふかふかにします。
・雑草は土の栄養も奪うけれど、空気中から窒素・炭素を
吸ってくれます。
・イネ科やマメ科の、牧草のような有機物生産能力の高い
いろんな植物を育て、刈った草を堆肥化させて自然の
堆肥原料として活用すること。
・堆肥化させた草と、色々な有機物をたっぷりと土の中に
入れて、土壌生物を増やすこと。
・虫の住み家となり生態系が豊かになる。
こういった理由から、雑草と言われてしまう草も
健全な果樹や花を育てるために必要な自然素材であると
位置付けています。
※畑以外の場所、道路わきや、ガーデン散策路など著しく
美化を損ねる場所は、ピンポイントで除草剤を使用する
場合はあります。

果物の完熟期を樹の上で迎えさせる
果物狩りは、本物の味に出会える場でもあります。
旬の時期に、完熟した果物の本当の味や香りを楽しんでいただきたい。
その想いで、観光果樹園をしています。
そのためには
ギリギリまで収穫せず、樹上で完熟を迎えさせることが大事です。
市場に出回っているものは、さまざまな流通経路を経て
店頭に並ぶため、逆算して 完熟されていない状態で
果物を収穫して出荷されています。
残念なことに、木の上で太陽の光を浴びながら
完熟して収穫されるその瞬間まで、木から栄養が届けられている
「樹上完熟果実」とは、味わいは明らかに違います。
そういった理由もあり、ファームの果物は市場へ出荷して
いませんでした。
食べチョクだからこそ、全ての果物について、完熟した果実本来の
深い甘みや、さわやかな優しい酸味、芳醇な香りを味わって
いただくことが可能になったことを大変嬉しく思っております。
【樹上完熟】と【採れたて直送】にこだわり、販売いたします。
ファームで栽培している季節ごとの果物の多くは、
一般市場にほとんど出回らないものや、
レアな品種も多く、いろいろな品種を食べ比べする
楽しさも広がります。

葉とらずりんご
ファームは、観光果樹園なので市場出荷せず、果物狩りのお客様に
旬な完熟した本物の味を楽しんでいただくため、
見た目よりも味を重視しています。
収穫時期まで葉を残すことによって、糖度があがるので、
味を優先して、「葉っぱはそのまま」です。
色づきをよくするための「葉摘み」は行っておりません。
このように収穫期まで、りんごの葉っぱを残した栽培方法のことを
「葉とらずりんご」と言います。
果物全般にも言えることではありますが、美味しいりんごは
葉が重要です。
しかし一般市場に出回っているものは、まんべんなくムラがない
赤い色をつける目的で葉摘み作業を行っています。
一方で、「葉とらずりんご」は、葉っぱの陰影がついていたり
色むらがあったり、見た目の問題も重視されるため
スーパーなどの一般市場に出回ることは、ほぼありません。
「葉とらずりんご」は最近、徐々に知られるようになって
きましたが、まだまだ認知度は低いように思います。
▼ファームのりんごは、
葉を取らない分、りんごの色づきにムラが出てしまいますが、
できるだけ光が当たるように様々な工夫をしています。
見た目よりも「味を重視」したい方に大好評です。