

神奈川県 藤沢市
みやじ豚
食べチョクAWARD受賞歴
受賞件数:1件
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畜産物
みやじ豚の宮治勇輔(みやじゆうすけ)です、こんにちは!
僕たちは神奈川県藤沢市の小さな養豚農家です。
突然ですが、 豚肉は好きですか?
スーパーやお肉屋さん、ネット通販でも色んな名前の豚肉が販売されていますよね。
現在、銘柄豚の数は約400と言われています。
そんな数ある銘柄豚の中から、「みやじ豚」を見つけてくれてありがとうございます。
僕たちは「生産者の名前を冠した銘柄豚」を生産、販売しています。
実は、「生産者の名前」がついた豚肉はかなり珍しいんです。
ぜひ、一度食べてみて下さい!
生産者のこだわり

「生産者の名前」がついた銘柄豚は珍しい
養豚農家のこせがれとして生まれた僕ですが、親父が育てた豚の肉を初めて食べたのは、大学生の時に友人を招いてバーベキューをした時でした。
野菜だったらその場ですぐに食べられますが、豚はその場で…とはいきませんからね(笑)
販売されている多くの豚肉は、生産者がそれぞれの農場で育てた豚を出荷し、と畜場で捌かれ、お肉屋さんに並んだときには生産者が誰かなんてわかりません。
うちの豚も、いまでこそ「みやじ豚」として販売していますが、15年前までは精肉工場で他農場の豚肉と一緒になって、スーパーやお肉屋さんの店頭に並んでいました。
養豚家の仕事は、豚を育てて、出荷するところまで。
自分のところで生産している銘柄豚がどこで売られているかはわかるけど、自分の農場の肉かそうでないかは判別がつかない。
学生時代のバーベキューで友人に「この豚美味しいね、また食べたい!どこで買える?」と聞かれた時に、僕も親父も答えられませんでした。
「それっておかしくないか?」
その問題を解決しようと挑戦したのが「みやじ豚」の始まりでした。

世にも珍しい「シングルオリジンポーク」
ここ食べチョクでも、色んな生産者のこだわりが詰まった農産物が販売されていますよね。
農産物の味には生産者のこだわりが必ず反映されます。
例え同じ品種、同じエサで豚を育てても、生産者が違えば豚肉の味は変わるんです。
「同じお肉を買ったのに、前に食べた時は美味しかったけど、今回はなんだか普通だったな」という場合は、豚の個体差ではなく生産者の違いだったりします。
豚肉に「生産者の名前」がつけられるのは、他の生産者の肉と混ざってないということ。つまり、生産者のこだわりがストレートに味わえて「美味しい」と自信を持って言える豚肉だということなんです!
養豚は農業の中でも最も規模拡大に適した農産物といっていいと思います。神奈川には養豚ができる土地が少ないので、普通は他県に引っ越して生産拡大となりますが、みやじ豚は生誕の地で「単一農場単一生産者」による生産を守っています。
最近、コーヒーの分野で「シングルオリジン」という言葉が注目されていますが、「シングルオリジンポーク」もぜひご賞味下さい!

「みやじ豚」が美味しい理由
みやじ豚を召し上がった方から実際にいただいた声の一部をご紹介します。
「81歳になるおじぃも柔らかくて美味しいってマジ喜んでた♪」
「めっきり口数の少なくなった父が「うまいな、この肉」と一言。嬉しい瞬間でした」
「噛めば噛むほど美味しい」
「豚の脂身がこんなに甘く感じたことはありません」
他にも沢山の方々からいただいた声から、
みやじ豚の特徴を挙げるとこんな感じになります。
・肉の旨味が強い
・柔らかい
・ジューシー
・脂が甘く軽い
・もたれない
・臭くない
それもそのはず、みやじ豚の育て方はここが違います!
宮治昌義(父)の50年の養豚経験から、美味しい豚肉をつくるには、「血統」や「えさ」の要素に加え、「ストレスを与えないこと」が重要だと確信。
より良い肉質を求め3つの品種を掛け合わした豚(通称:三元豚)に、麦類・いも類・米を特別配合したエサを与える。気心知れた豚同士を一緒にのびのび育てるのが決め手。甘くクリーミーでうま味に富んだみやじ豚として皆様にお届け出来るのです。
豚は多かれ少なかれとうもろこしを飼料にしますが、みやじ豚はとうもろこしを与えずに育てるのが一番の違い!
だから、脂が真っ白で綺麗なだけでなく、良い意味で豚肉らしくない上品な味になります。
それから、和のものに合います。お酒なら焼酎はもちろん、日本酒や国産のワインとの相性も楽しんで頂きたいです。

「みやじ豚」を食べチョクで販売する理由
「みやじ豚」という名前をつけて販売するようになって、はや15年。
お陰様で現在は、ミシュラン三ツ星店をはじめ数多くの飲食店様にご注文いただいています。零細農家の生きる道!流通を変えた独自のブランディングとしてカンブリア宮殿やがっちりマンデーをはじめ、様々なメディアで取り上げていただきました。
個人のお客様向けには、店頭販売は百貨店「松屋銀座」のみで、その他、毎月開催している「みやじ豚BBQ」で食べていただく機会しかありません。
よく、「どこで買えますか?」「どこで食べられますか?」とお問合わせいただきます。
基本的にはお肉屋さんやスーパーとの取引はお断りしてきました。
みやじ豚の良さが伝わらないのであれば取引する意味はないと考えていました。
食べチョクで農産物を購入している方は、農業に関心があったり、生産者の顔の見える農産物を食べたいと思っていたり、食べるのが好きだったりするんじゃないかなと思います。
そういった方に、ぜひみやじ豚を食べて頂きたいと思っています。
自信を持って「美味しいですよ!」とオススメできます。
あ、ひとつ注意点。豚肉は良く火を通さないといけないと思っている方が多いですが、みやじ豚は火を入れすぎると「みやじ豚らしさ」がでません。いつもより火加減に気をつけて焼いてみて下さい。
どうぞ、よろしくお願いします!
詳細情報
経歴・沿革
1916年(大正5年) 倉吉(初代)が本家より独立、農業をはじめる。
1955年(昭和30年)頃 正吉(二代目)が庭で数頭の豚(高座豚)を飼いはじめる。
1966年(昭和41年) 昌義(三代目)が養豚をはじめる。
1976年(昭和51年) 昌義、兼業で大規模養豚の共同経営を地域の生産者とはじめる。
2005年(平成17年) 5月 次男の大輔、勤めていた外食企業を辞め、家業の養豚業を手伝いはじめる。
2005年(平成17年) 9月 長男の勇輔、バーベキューで父・昌義の育てた豚を食べてもらうことをはじめる。
2006年(平成18年) 9月 養豚業を法人化、株式会社みやじ豚設立。本格的にみやじ豚の販売を始める。
2008年(平成20年) 大輔、農林水産大臣賞を県内最年少で受賞。
2009年(平成21年) 勇輔、NPO法人農家のこせがれネットワークを設立。
2009年(平成21年) 勇輔、著書『湘南の風に吹かれて豚を売る』を出版。
2010年(平成22年) 勇輔、地域づくり総務大臣表彰個人表彰を受賞。
2015年(平成27年) 畜産業の環境美化・衛生面の表彰を行う「神奈川県畜産環境コンクール」で養豚1位の優秀賞を受賞。
メディア実績
テレビ、ラジオや地域紙が大注目!メディア掲載 500回以上。
プロが読む専門誌でもお馴染み!子ども向けの本や教科書にも掲載されています。
・『カンブリア宮殿』(テレビ東京)ーニッポンの一次産業を、感動があって稼げるものに一変させた若き開拓者として登場。
・『スーパー」チャンネル〜三浦半島でおせち食材探しの旅〜』(テレビ朝日)一家華おせち用の食材「幻の豚」として紹介。
・『大がっちりマンデー!〜社長だらけの新年会 SP〜』(TBS) ー スゴイ社長、星野リゾート星野会長が一番気になる会社として紹介。
・『サンドウィッチマンの東北魂』(ラジオ番組)ーゲストとして出演。サンドウィッチマンのおふたりがみやじ豚を大絶賛。
・『dancyu』(雑誌)一鉄人陳建一氏作「中華風みやじ豚弁当」が紹介。
・『料理王国~新世代を担う豚肉料理~』(雑誌)一若き養豚家の試みとして注目。
・『料理通信』(雑誌)ーザ・ベスト食材 34品のなかに選出。
・『湘南スタイル』(雑誌)一連載「湘南「食」の挑戦者たち」の記念すべき第一回目に登場。
・『OZ magazine』(雑誌)一湘南最旬案内で、飲食店のこだわり食材として紹介。
・ 平野由希子『本気の肉レシピ』一生産者の思いがたっぷり詰まった銘柄豚としてお取り寄せしたい豚肉に選出。
・『感動する仕事!泣ける仕事!』(学研)-子ども向けに養豚業代表として紹介。