
鹿児島県 出水郡長島町諸浦
礒永水産
食べチョク登録:2021年03月
鹿児島県の最北端である長島町で、海ではあおさ(海藻)の海面養殖を、山では不知火(柑橘類)の栽培をしています。
畑から海へ、海から畑へ、栄養の循環を目指し持続可能な農業に取り組むことを目標にしています。
生産者のこだわり

不知火(デコポン)の栽培を始めたきっかけ
もともと鰤(ブリ)の養殖をしていましたが、養殖環境の悪化や、餌代の高騰等により経営悪化が進んでいました。
すでにあおさ(海藻)の養殖は始めていましたが、そんなきっかけで先代が柑橘類の不知火(デコポン)の栽培を始めたのです。

あおさの養殖場と農園のある場所
鹿児島県と熊本県の県境にある長島海峡で、潮の流れの速い場所であおさの海面養殖をしています。
長島町の諸浦島で採れるあおさの特徴は、色が深緑で香りが強いことが特徴です。
農園は赤土と呼ばれ粘土質の土を使用しており、ミネラルを多く含み生産物を美味しく育ててくれます。
また、海を見渡せる場所にあり潮のミネラルも浴びるため作物が美味しく育ちます。

循環型の農業漁業を目指す
あおさは、海にただよう遊走子( 藻類の無性生殖を行う胞子)を網に付けて成長させていきます。その成長したものがあおさです。
あおさを製品化するときにでる選別粕を畑に撒き、作物を育てています。畑を育て栄養を海に帰し、海の栄養を畑に与える循環型の農業漁業を目指しています。