

北海道 広尾郡大樹町
乳life
北海道十勝の大樹町で80年続く坂根牧場4代目坂根遼太です。
坂根牧場は2016年から乳製品加工販売を始めました。
工房名は「乳life」(にゅうらいふ)です。名前の由来は、ミルクのある暮らしをもっと豊かにしたいという思いから付けました。「牛と人を幸せにする牧場」が私たちの理念です。
生産者のこだわり

就農のきっかけ
海外生活に興味があり、21歳の時二年間のアメリカ農業研修プログラムに応募しました。農作業の経験はありましたので、農業の勉強というよりも海外生活がしたくて申し込みました。
しかし、そこで全国から海外で農業研修したい!というギラギラした仲間達に出会い、とてもいい刺激を受けました。
アメリカでの生活の中で、仲間と語り合い、色々な牧場を見て、自分次第で牧場生活を楽しくできると思いました。そして、何より「酪農で人々を幸せにできる。酪農はエンターテインメント」だと思い、食を作る「農業」ってカッコイイと思い始めました。
研修中の後半には後に妻になる女性にも出会い、彼女の考え方にも大きな影響を受け帰国したら酪農をやろう!食で人々を幸せにしよう!と決心しました。

みんなを幸せにしたい
妻がチーズ作りを始めて、お客様と繋がるという経験ができました。
牧場に訪れてくれる方もいます。
それは、年中この場所で仕事をしている僕らにとって刺激のある経験で、酪農の事を知って頂けるチャンスでもあります。
そんな方々をもっと幸せにしたいと思いました。
そのためには、牧場をもっとよくしていこう!牛も、人も、環境も。
チーズは妻がメインで作っています。

美味しい牛乳のために
僕の仕事は、原料になる美味しい牛乳を牛から搾る事。
父が元々放牧酪農をしていたので、4月から半年間は青草の牛乳、もう半年はサイレージ中心の餌を食べた牛乳。牛乳の味や風味は食べた餌で変わります。
そんな餌作りにもっと力をそそぎたいと思い土つくりからやろうと決めました。3年前から牧草畑の土壌診断をし、その畑にあった施肥を続けています。
土を掘って土の臭いを嗅いだり、草を食べてみたり、全てはチーズの為に!
ようやく最近結果が見え始めましたが、健康な牛乳には健康な牛、その牛がどれだけ良質な餌を食べているかが大事です。
それに加え、昨年全国6番目のアニマルウェルフェア畜産認証も取得いたしました。
これは、家畜がストレスのない環境で飼われているという認証で、日本でも最近少しずつ浸透してきています。
牧場をどんどん良くしていく作業は凄く楽しいです。健康な牛がいれば、働く人のストレスも減らせます。

私たちの想い
「人と牛を幸せにする牧場」「牧場の新しい価値を創造し、酪農の明るい未来つくりに貢献する」が牧場の理念です。
辛い仕事だと思われがちですが、音楽が鳴り響き、働く人訪れる人をワクワクさせる様な牧場を作って行きたいです。