科学の進歩はものすごいスピードで進んでいる。
外気温が30度を越えても逆に氷点下でも室内に入れば気持ちいい温度で過ごすことができる。ボタンをクリックすれば遠く離れた場所にも声が届く。この便利な楽園に慣れると自然界と科学の世界とでもいうか同じ地球にいながら別々の世界で生きているような気がしてならない。嵐の中目の前で自分のハウスが潰れるのを見ていた時、ものすごい地響きのような音と共にオモチャのように簡単に一瞬で潰れて恐怖で体が震えてただ涙がとまらなかったのを思い出す。頭によぎったのは死ぬかも。ただただ怖かった。でもこれが自然界。
決して共存とはぬるい世界ではなく常に感謝と恐怖の繰り返しなのでは。科学の力には限界がある。人の想い。人がつくった神話。いい伝え。これらが共存を成立させてくれるような気がする。