大分県 由布市
ゆふいんのめぐみ
佐藤 孝博
大分県由布市湯布院町、湯の町「ゆふいん」 朝霧と温泉の「ゆふいん」
豊かな環境の中で育った、お米を中心とした低農薬農産物を“ゆふいんのめぐみ”として安全で安心できる食物を提供していきたいと考えています。
また、「ゆふいん」の自然環境を守るため、水田を維持し、そこに生活する農家の方々の生きがいを創出し新たな後継者が希望を持てる地域農業を目指したい。
安心安全でしかもおいしい食物を届けることで多くの消費者とともに喜び合えるようになることを夢見ています。
生産者のこだわり
はじめに
2019年春に退職し、田畑と山林を引き継ぎました。農家に育ちながら農業経験はなく、地域の先輩方に稲作を学びました。2020年から独り立ちをして農業従事者として作物を作っています。
ゆふいんは観光地として有名ですが、その面積の9割は水田です。その水田も稲作の後継者が少なく、後10年もすれば水田は荒れゆふいんの景観が損なわれるのではないかと思い、環境を守るためにもお米を作ろうと考え今に至っています。
ゆふいんのお米
農家に育ったゆえ、お米はすべて自宅の田んぼのお米、それゆえ“ゆふいんのお米”がおいしいことに気づきませんでした。しかし、一人暮らしを始めた子どもにお米を送ったところ「おいしい、また送って」と催促があり、あらためてお米を食べ比べてみると“ほんとにおいしい”しかも“冷えても、1日経過してもおいしい”のです。
ゆふいんは標高が450m程あり周囲を由布岳をはじめとする山に囲まれた盆地です。そのため周辺地域よりも気温が低く5月初旬に田植えが始まります。寒暖差があるのでお米は甘くおいしいのです。
苗作りから農薬不使用
60℃のお湯で種子消毒し、苗に病害虫予防もしていません。きれいな水もあります。作付後は除草剤など農薬の使用はいっさいしていません、できるだけ自然に近い環境で栽培しています。微生物の力を借り藁などの有機物の分解を促進し“土の力”を育ておいしく安全で安心できるお米を育てています。