

広島県 呉市豊町
ナオライ
何百年も時を重ねてきた酒蔵が潰れていく。
もったいない。なんとかしたい。
多様で豊かな日本酒文化を未来に引き継ぎたい。
この想いから、日本酒の価値を探求し続ける自分たちにしかできない事業を創造するために、
2015年4月6日ナオライ株式会社を創業しました。
生産者のこだわり

時をためて、人と社会を醸す
私たちナオライの物語は、人口約30名の離島、三角島に拠点を構え、一本のスパークリングレモン酒「MIKADO LEMON」を発案したことから始まりました。
そして、今日これまでのナオライの歴史は、年々縮小する日本酒業界という立場で、私たちにしかできない、だからこそ私たちがやりたいことは何かを、考え続けてきた歴史です。
私たちは、日本全国に1200箇所以上ある酒蔵を中心として育まれた、多様で豊かな日本酒文化を次世代に引き継ぐことに全力を尽くしたい。
三角島のレモンガーデンでの学びを糧に、人の営みが、自然や動植物や微生物と調和する世界を実現したい。
日本酒を通じて地域が持つ力を引き出し、美点凝視の姿勢でその価値を再定義したい。
素材・製法・味わい全てにこだわり抜き、心身共に健康になるお酒を造りたい。
時も場所も超えた価値を重んじ、継承することに努めたい。
こんな想いに共振する人々が集い、盃を交わし、“直会”を重ねれば、焦らずとも、ゆっくりじっくり、やがてはナオライの描く未来は必ず実現すると思うのです。
ナオライの物語と歴史は、時とともにあります。
ナオライは、時をためて、人と社会を醸します。

醸された世の中を目指して
歴史を積み重ねながら、地域と共に日本酒を醸し続けて来た酒蔵の多くが、近代以降、醸造を止め廃業しています。
何百年も時を重ねてきた酒蔵が潰れていく。
もったいない。なんとかしたい。
多様で豊かな日本酒文化を未来に引き継ぎたい。
この想いから、日本酒の価値を探求し続ける自分たちにしかできない事業を創造するために、
2015年4月6日ナオライ株式会社を創業しました。
日本各地に1000箇所以上点在している酒蔵は、稲穂が育つ田んぼ、自然から湧く仕込み水、発酵をすすめる菌と共に酒を醸します。
そして酒蔵の根付く土地の歴史と共に存在してきました。
このように、古来より続く、人と自然が共存する「醸された世界」こそ、日本酒業界が未来に引き継ぐことのできる価値ではないかと考えます。
それは同時に、ナオライが目指す未来です。
そして創業から3年ほど経つ2017年、ナオライはビジョンを掲げました。
「時をためて、人と社会を醸す。」
ナオライは醸しの拠点である全国の日本酒酒蔵の皆様と共に、国土や風土をじっくり耕し醸して未来へ引き継いで参ります。
どうぞご期待ください。

舞台は瀬戸内海に浮かぶ小さな離島、三角島。
私たちは2016年より三角島(みかどしま)の一角に土地を借り、農薬、ワックス・防腐剤や化学肥料を一切使用しないことにこだわったレモンの栽培を行なっています。
全く初心者の状態から始めたレモン栽培。一時はほぼ全ての木が枯れかけたこともありましたが、地元の方々のお力を借りながら試行錯誤を続けた結果、徐々に木の状態は改善し、元気なレモンが実るように。
それ以来、なお一層、レモンやレモンを育んでくれる太陽、風、水、土壌、土中の微生物などの自然と共生する農業を大切にするようになりました。

レモンと日本酒の融合
三角島で栽培されたレモンを原料に酒を醸します。MIKADO LEMON Sparklingは三角島がある広島県呉市に江戸末期から根付く老舗酒蔵「三宅本店」
ナオライは酒蔵の多様性を未来に引き継ぐため、日本各地の酒蔵との酒造りを進めています。