

広島県 三原市
ルミノ牧場
1994年3月に「安心して食べられる、おいしいテーブルミートを作りたい」というシンプルな企業理念のもとに設立された牧場です。
環境装備や飼料にもこだわりを持っています。
飲料には良質のやわらかい天然水を利用することで、より質の高い、健康な牛が育つように配慮しています。
生産者のこだわり

ルミノ牧場について
ルミノ牧場は1994年3月に「安心して食べられる、おいしいテーブルミートを作りたい」というシンプルな企業理念のもとに設立された牧場です。
「安心して食べられる」という言葉は大変シンプルなキーワードではありますが、実行をし続けるというのは困難を極めます。
粗飼料の質、濃厚飼料の質、水資源の質、栄養バランス、牛舎の衛生環境、どれを取っても重要であり、365日、毎日を牛と向き合う心構えが必要なことです。7ヶ月の子牛から22ヶ月の成牛になるまで丁寧に育てた牛が『あじわい黒うし』として出荷され皆様の食卓に届くまでが牧場の仕事だと考えています。
■ルミノ牧場を設立した目的
ルミノ牧場では手頃なお値段で食べれる美味しい牛肉を作ることが目的となっています。美味しさの定義は人それぞれ違いますが、父牛の血統を把握しながら、子牛の購入を決定し目指したい味を約25年かけて作り出せるようになりました。自信を持って提供できる牛を選んでいただき召し上がっていただけることが何よりの目的です。

この場所を選択した理由
お米にも野菜にもお酒にも地域的な特徴があるように、牛にも地域的な特性が出てくると考えています。その背景にある大きな要素として、水質が大きく関わってきます。ルミノ牧場の水は軟水かつ水分子が小さい水となっており敷地内をボーリングしポンプして牛に与えています。水の良し悪しが肉質に影響している効果に関しては明確にわかっているわけではありませんが、肉質の
柔らかさや水分保水率に寄与していると私たちは考えたます。また、ルミノのあじわい黒うしは味覚の特徴として酸味が強い傾向に測定値が出やすいのですが、この要素は水に含まれるミネラル分も影響していると考えています。
そして、三原市大和町の気候は日中と夜間の温度差は高く冬季はマイナスまで冷え込みます。この温度差も牛にとって、肉にとって品質を変化させる要因だと考えています。ルミノの育てる牛は乳牛と黒毛和種の交雑種となっており乳用種は本来、寒さに対して強い牛として知られています。一方、暑熱ストレスの影響も受けやすいため、夏は暑すぎず、冬は寒い気候の方が適切に育つと考えています。

肥育のこだわり
多くの畜産農家がそうであるように、私たちルミノ牧場でも肥育時にいくつかのこだわりを持っています。できるだけ従来の薬の使用を少なくし、納豆菌などの生菌剤を多く使用することで、より牛たちが健康に育つように配慮しています。
また、臭いを出さない環境装備を常に心がけ、安全な牛舎に保つことで牛たちのストレスを少なくするように努めています。 このようにして育ったルミノのあじわい黒うしは自分たちが安心して食べられる、おいしい牛肉に育てています。
また飼料にもこだわりを持っています。飼料は原材料からこだわり、履歴のはっきりした指定配合飼料のみを使用しています。飲料には良質のやわらかい天然水を利用することで、より質の高い、健康な牛が育つように配慮しています。

これから
私たちが目指す目標は「成人男性が二百五十グラム食べた後、もう少し食べたいと思う牛肉」を作る事が大切だと考えています。
それは生活そのものに余韻を残すような味わい深い牛肉を作ることでもあります。
美味しく食べて頂き「もう少し食べたいけどまた今度」と感じていただく事こそが肥育を通じて食卓に伝えていきたいメッセージです。