疲れた体と心を癒してくれる国産の梅

2025/05/07 更新

6月になると全国的に梅の収穫が始まります。

梅干しに梅シロップ、それに梅酒⋯。梅に多く含まれるクエン酸などの有機酸が、疲れた胃腸を癒してくれます。近年続く猛暑に打ち勝つために、梅を日常生活に取り入れてみませんか。

2024年は凶作で全国的に出荷量が激減したため、購入できなかった方もいたのではないでしょうか。
今年は豊作になることも願いつつ、梅に注目!梅の選び方や手しごと、食べチョクのおすすめ加工品などをご紹介します。

食べチョクで購入できる梅の魅力

食べチョクは生産者さんから直接届けてもらえるので、魅力はなんといっても新鮮な梅が手に入ること!
梅は鮮度が落ちやすく、特に熟した梅は痛みやすいデリケートな果物。特に自宅で梅しごとをするなら、鮮度の良いものがベストです。

また、食べチョクで販売される梅には熟成具合によって2種類。熟す前の緑色の『青梅』黄色からオレンジ色の『熟成梅』に分けられます。さらに、実の小さな『小梅』もあり、何の梅しごとをするかによって準備する梅は変わります。

それぞれ適した熟成度でタイミングよくお届けしてもらえるのも、産地直送ならではです!

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梅の選び方

梅は手しごとによって選ぶものが変わってきます。梅シロップや梅酒、梅干しなど適正な熟成度の梅を使用すると失敗にしくいです!

青梅

熟す前の緑色の実が、青梅です。
香りは少なく手触りは固いのが特徴。爽やかな梅シロップやキリッとした梅酒作りに適しています。

  • 主な品種:南高梅、白加賀、杉田梅、鶯宿、紅映 など

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熟成梅

実が熟して黄色やオレンジ色になってから収穫されるのが熟成梅です。
甘く芳醇な香りが漂い、やわらかい手触りが特徴。梅干し梅ジャムに最適!梅酒にするとまろやかな味わいになります。

  • 主な品種:南高梅、白加賀、杉田梅、鶯宿、紅映など

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小梅

一般的な梅に比べて1/3〜1/2のサイズで、お弁当やおむすびにぴったりな小粒の梅です。
歯応えの良いカリカリ梅小梅干し作りに最適です。果肉が少ないためシロップや梅酒作りには適していません。

  • 主な品種:甲州小梅、織姫、パープルクイーン、白小梅など

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傷アリの梅でも大丈夫!

和歌山県で発生したひょう害の影響で、今年は傷アリの梅が増えています。ひょう害は去年も発生しており、2年連続の収量減は生産者さんにとって大きな痛手。傷のない梅が収穫できることが一番ですが、実は傷アリの梅は梅仕事にほとんど影響がありません。梅干しにすると傷周りが硬くなることがあるので、梅シロップなどに使うのがおすすめ。傷アリでも気にならない…という方は、傷アリ梅の活用もぜひご検討くださいね。

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梅を使った手しごと

梅しごとをしている間は集中して手だけを動かしているせいか、何も考えずにただただ梅の香りに癒されます。「梅干し」や「梅ジュース」「梅酒」作りが代表的な手しごとです。

梅しごとをする前に実は重要な「仕込み作業」があります。
仕込み作業は雑菌を抑えカビや腐敗を防ぐために行います。 省いてしまうと完成したときにえぐみが出たり、発酵してしまったり、仕上がりが格段に変わってきます。

梅の仕込み方

梅しごとをする前に重要なのが仕込み作業です。
梅のヘソと呼ばれる部分にはヘタがついています。ここをきれいに取り除いてから仕込みましょう。

準備するもの

  • ザル
  • ボウル
  • 竹串
  • 梅を拭く布巾やペーパータオル

仕込み方

(1)洗って梅を水に漬ける

傷んでいる梅があれば取り除き、優しく水洗いします。ある程度汚れが落ちたらボールなどに入れて水に漬けます。

  • 青梅:アク抜きも兼ねて2〜3時間が目安
  • 熟成梅:汚れがきれいに落ちる1時間程度が目安

(2)ヘタを取り除く

竹串を使ってヘタを丁寧に取り除きます。熟成梅の場合は実がやわらかいため、竹串で傷をつけないように注意してください。

ヘタが取れたら梅の水分を拭き取ります。ヘタやくぼみがある部分に水分が残りやすく、雑菌が溜まりやすいため丁寧に行ってください。

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梅シロップの作り方

梅しごとの初心者さんにおすすめなのが梅シロップ。青梅を砂糖漬けしてシロップを作ります。
水や炭酸で割ると梅ジュースに、かき氷やヨーグルトのシロップとしても美味しく頂けます。

梅干しが苦手でも梅ジュースが好きなお子さんも多く、家族の手軽な猛暑対策にもおすすめ!今年は梅に癒される夏を過ごしてみませんか。

準備するもの

  • 青梅:1kg
  • 砂糖:1kg
    ※お好みの砂糖をご準備ください。氷砂糖やグラニュー糖は透き通りスッキリとした味わいに、きび糖や黒糖は深みのある色でコクのあるジュースに仕上がります。

  • 果実酒用などの瓶

  • 竹串

  • 布巾やキッチンペーパー

  • 消毒用の焼酎や食品用アルコール

作り方

【下準備:消毒】
シロップを仕込む果実酒用などの瓶は、熱湯消毒をするか35℃以上の焼酎もしくは食品用アルコールを入れて、布巾やキッチンペーパーで消毒をします。

  1. 仕込みを終えた梅の全体を竹串でつつき穴を開ける

  2. 瓶に砂糖と梅を交互に入れる

  3. 1日1回のペースで瓶をふり混ぜる

  4. 砂糖が全て溶けたら完成

  5. 梅を取り出してジュースが入る瓶に移して冷蔵庫で保存する。

取り出した梅はそのまま食べるか、ジャムや梅味噌に加工できます。

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梅の加工品

梅の手しごとはハードルが高い!という方には、加工済みの商品がおすすめです。

食べチョクでは、定番の梅干しや梅シロップ、料理に使える梅酢や梅ペーストなど種類も豊富。品種によって酸味や風味が違うため、お好みを見つけてみてください。

梅酢やペーストは料理の幅を広げてくれる食材です。野菜の梅和えやドレッシングなど、手軽に梅を取り入れることができますよ。

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