「食べチョクいちご博2024」食べ比べを通じた農業の魅力発信イベントに出品頂いたいちご生産者を一挙紹介!

2024/02/22 更新

いちご及びいちご生産者の魅力発信を目的としたイベント「食べチョクいちご博2024」を2024年1月30日(火)に開催しました。

その第二部では、消費者がいちごについて「聞く」「食べる」「学ぶ」体験ができるリアルイベントを実施。白いちごや希少な完熟いちごなどを食べ比べしながら、職業としていちごを生産する上での"生産者さんのこだわり"などを学べるイベントを実施いたしました。

この記事では、当日参加することができなかった皆様にもいちごの食べ比べを通じた職業の魅力を学べるイベントに集結した生産者さんの農業へのこだわりをご紹介します!

各生産者さんのページには栽培へのこだわりがより詳しくまとめられていますのでぜひそちらも併せてお楽しみください!

OdaMaki農園さん

栽培のこだわり 

深みのあるいちごを生み出す、こだわりの土づくり
味に深みのあるおいしいいちごを作るために重要な仕事が土作り。自家製もみ殻たい肥を加えることで、ふっくらとしたよい土壌を作り出します。奈良県民に愛される自慢のいちご「古都華」の特性が最大限に発揮できるような土づくりを行うことで、「古都華」の味わいや香りにより深みが増していくことが大きな喜びです。

伝えたい農業の魅力

大変の先にある「おいしい」の声が農業の大きな喜び
夏の暑さと戦いながらのハウス内の土作りは重労働ですが、手間を惜しまず丹精込めて育てたいちごが、それに応えて健やかに育ち、お客様においしいと喜んでいただけるとき、大きな喜びを感じます。また、資源を循環させ環境の負荷を軽減させたいちご作りを通して、自然環境にやさしい農業にやりがいを感じています。

出品いただいた古都華(ことか)の特徴

やさしい酸味がありつつ、フルーティーな香りで濃厚果汁による甘さが際立つ品種。奈良のみで栽培される希少な品種です。

OdaMaki農園の紹介ページはこちら

津田農園さん

栽培のこだわり

愛情を注ぎ手間をかけて育るのが美味しさの秘密
長年野菜の露地栽培で培った栽培技術と最新技術を融合しながら、美味しさを追求しています。農薬を最低限に抑えながら自然に優しい肥料にこだわり、いちご本来の美味しさを引き出しています。いちご栽培立ち上げ当初農園の目玉となるいちごとして見つけたのが「真紅の美鈴」。見た目の美しさと濃厚な甘み・コクに魅了されました。

伝えたい農業の魅力

挑戦や厳しさに込められた意義や喜びが農業の魅力
農業の魅力は人々の食を支えているという責任をやり甲斐として実感でき、食を通じて幸せをお届けできる喜びがある点だと思います。また、自然の中で働くことで四季の移り変わり、作物の成長を肌で感じる事ができます。経済的な挑戦や労働の厳しさもありますが、その中に込められた意義や喜びが、農業の魅力となっています。

出品いただいた真紅の美鈴の特徴

艶やかな深紅色で食べた瞬間に香りと甘さが広がるのが特徴。千葉県生まれで一部の契約農家でしか栽培されない希少品種です。


津田農園の紹介ページはこちら

林ファーム 作手高原さん

栽培のこだわり

特別な方法で育てる、他にはない香りと甘さの紅ほっぺ
標高500mの作手高原で栽培する「紅ほっぺ」は、他では再現できない特別な香りと甘みを持ったいちご。先駆者の農家さんに特別な栽培方法を伝授していただき、味を守りながら工夫を重ねてきました。環境制御等のスマート機器を導入し、丁寧な管理を行うことでワンランク上のいちごを楽しんでいただけるようこだわっています。

伝えたい農業の魅力

全力で取り組んだ先にある、お客様からの「おいしい」
約10年前までは夫婦ともに農業とは全く縁のない仕事をしておりゼロからのスタートでしたが、農業の面白さにすっかりハマってしまい、無我夢中で取り組んできました。今も毎日喜んだり、落胆したり、作物と全力で向き合う日々です。子供たちやお客様から「おいしい!」と喜んでもらえることが一番の魅力だと感じています。

出品いただいた紅ほっぺの特徴

リッチな甘味にほどよい酸味が加わって、味にコクがあるのが特徴の品種です。


林ファーム 作手高原の紹介ページはこちら

山口いちご園さん

栽培のこだわり

自然熱でじっくり熟すこだわりが美味しさの秘訣
1番のこだわりは石油や電気で加温をしないこと。じっくり熟すことで味が濃く甘いいちごになります。-10度以下になることもある地域ですが、夜は保温のマットをかけて太陽の熱だけで育てています。「やよいひめ」は特に気温が上がると味が濃くなり美味しい品種です。実がしっかりしていて産直販売に最適だと感じ栽培しています。

伝えたい農業の魅力

農業は毎年試行錯誤、その難しさこそがやりがい
農業はとても難しく、やりがいがあるところが魅力だと思います。毎年いろんなことを試し、失敗しながら、それでも美味しいものが収穫できた時はとても嬉しいです。ここ数年の天候不順がとても心配で、今も昨年からの水不足が続いています。天候を心配している農家が多くいることも消費者の皆さんに知っていただけたら嬉しいです。

出品いただいたやよいひめの特徴

大粒で濃厚な甘みとまろやかな酸味のバランスが良い品種。実がしっかりしていてジューシーなため、輸送に優れています。


山口いちご園の紹介ページはこちら

苺屋あとりゑさん

栽培のこだわり

いちごの品種による違いに感動し、農家の道に
いちご農家になりたいと思った理由は「いちごの品種による違いに感動したから」でした。感動した品種のひとつが「桃薫」です。初めて「桃薫」を食べる人はみなさん驚かれます。作るのが難しい品種ですが、お客様のリアクションをみるとやりがいを感じるので、作り続けたいと思っています。

伝えたい農業の魅力

自然を感じながら、自分軸で過ごせるのが農家の魅力
農家として独立すると、人間関係のストレスもなく、自然豊かな場所で音楽を聴きながら仕事ができ、自分の時間軸で悠々自適に過ごせるとことが魅力です。農業は季節や天気が大切なので、以前よりその日の天気・気温・風の様子や雨の降り方を意識するようになり、自然を感じながら仕事をしています。

出品いただいた桃薫(とうくん)の特徴

いちごらしくない桃やココナッツの香りがするのが特徴。果皮もサーモンピンクで、ほろほろとした触感の品種です。


苺屋あとりゑの紹介ページはこちら

げんき農場羽生さん

栽培のこだわり

農家の助け合いで育つ、自慢の埼玉オリジナルいちご
いちごにとって最適な環境を整えて「いかに光合成をさせるか」にこだわってます。植物は生き物なので、育てる中で判断を誤るとクオリティが低下してしまうので、周りの農家さんなどに助言をいただいて試行錯誤しています。「あまりん・かおりん」はどちらも味や香りに特徴のある自慢の埼玉オリジナルいちごです。ぜひ味わってみてください。

伝えたい農業の魅力

消費者に喜んでもらえるのは、大変さが報われる瞬間
自分たちで一から農作物を育て、自分たちが育てたいちごを消費者に喜んでもらえることが一番の魅力です。今まで食べたいちごの中で一番美味しい、一番甘いといった評価を頂くと「今まで大変な思いでいちごを育ててきたけど、農業をやってきて良かったな」と生きがいを感じます。

出品いただいたあまりん・かおりんの特徴

あまりんはとにかく食味を追求したことで、 濃く甘い味わいが特徴。半分に切った断面が綺麗なハート形になる可愛らしい品種です。かおりんは糖度が高いだけでなく酸度もあるため、食べた時に味の濃さを感じるのが特徴。粒の大きさは小さめだが香りも豊かな品種です。


げんき農場羽生の紹介ページはこちら

みやざき農園さん

栽培のこだわり

子どもの美味しそうな表情が、こだわって栽培する理由
時期によっては私たち生産者も唸る味になることが「ひのしずく」。作物の生育がゆっくりでも手を加えず、作物自身が持つ力で本来の味を引き出すことに信念を持っています。子どもが食べて美味しい表情をしてくれる、それを見ることもこだわって栽培したい理由のひとつです。

伝えたい農業の魅力

作物が笑っている姿を見れる、そんな時が農業の魅力
イレギュラーなことや思い通りにならないことが多い自然相手の農業ですが、いろんなカテゴリーの中で私たちにサインを出してくれる作物に応えていく時、作物が笑っている姿を見せるその時が農業の魅力を感じます。

出品いただいたひのしずくの特徴

熊本県内のみで栽培される品種。酸味は少なめで果汁が多く、大粒で鮮やかな色合が特徴です。


みやざき農園の紹介ページはこちら

葛生農場さん

栽培のこだわり

いちご王国栃木のいちごの魅力を伝えたい
いちご王国栃木県の生産者として、栃木のいちごを存分に味わってもらえるよう4品種の栽培を行っています。いちごに栄養が行き渡って美味しくなるよう、職員一丸となって葉の枚数管理や摘花を行ったり、農薬の散布を減らすために農薬以外の病気対策を採用するなど、安心して食べていただけるいちご作りを行っています。

伝えたい農業の魅力

こだわった分だけ評価いただけるのが魅力
食べチョクでお客様から美味しかったと言って頂けたり、直売所に来られるお客様がリピートに来てくださったりと、味にこだわった生産物がダイレクトに評価頂けることが魅力です。

出品いただいた4品種(とちおとめ・スカイベリー・ミルキーベリー・とちあいか)の特徴

とちおとめは栃木県といえば「とちおとめ」と言われる代名詞的な品種。甘みと酸味の絶妙なバランスで濃厚な味わいが魅力です。

スカイベリーは栃木県生まれの高級品種。フレッシュな甘みと爽やかな酸味が特徴。大粒でジューシーなので、一口でいちご感溢れる品種です。

ミルキーベリーは栃木県オリジナルの希少な白いちご。桃のような香りと味でミルキーなまったりとした甘さが特徴です。

とちあいかは栃木県の次世代を担うニューフェイス。酸味控えめで甘さが際立つ品種。果肉はしっかりしており食べ応え抜群の品種です。


葛生農場の紹介ページはこちら

この記事をシェアする

トップに戻る

最新のおすすめ記事

「料理がもっと楽しくなる!」食べチョクコンシェルジュ体験レポート

「料理がもっと楽しくなる!」食べチョクコンシェルジュ体験レポート

自宅に届いた瞬間から、特別な体験が始まります!食べチョクの野菜宅配「食べチョクコンシェルジュ」。「毎回、何が届くか楽しみ♪」「料理がもっと楽しくなった!」というお声をいただき、ご利用者様も増えています。一方で、はじめての方は「鮮度はどうだろう」「食べ切れるかな」「続けられるだろうか」と、不安な方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな不安を解消すべく、実際にスタッフが試してみました!その体験を通じて、はじめての方が気になるポイントをお届けします♪「食べチョクコンシェルジュ」とは?全国の農家さ...

2024/12/20 公開

【採れたての真っ赤な宝石】世界中から愛される「いちご」の秘密を大解説!

【採れたての真っ赤な宝石】世界中から愛される「いちご」の秘密を大解説!

いちごはその鮮やかな赤色と甘酸っぱい風味で、世界中多くの人々を魅了してきました。採れたての果実をがぶっと頬張るのはもちろん、デザートやスイーツの主役としても華々しく美しく、老若男女問わず愛され続けています。今回は、そんないちごの歴史や名産地など実は知らなかった情報に加え、生産者さん直伝のいちごを100倍おいしく楽しむ方法を詳しくご紹介します。なぜ「いちご」っていうの?▲野いちご最も有力な説の一つは、奈良時代の歴史書『日本書紀』に登場する「伊致寐姑(いちびこ)」が語源とされるものです。当時、...

2024/12/19 公開

【国産完熟・産直プレミアム】 極上いちご「とちあいか」「あまりん」など勢揃い

【国産完熟・産直プレミアム】 極上いちご「とちあいか」「あまりん」など勢揃い

本当に美味しいいちごを食べたいあなたへぽってりとした紅のフォルム...つやつやな果肉とつぶつぶの小さな種...ふわっと広がるほのかな甘い香り…じゅわっと広がる甘い果汁...その美味しさを存分に楽しみたいなら、採れたてを味わうのがポイント。凄腕の生産者さんが、最も美味しいその時を見極めて収穫した採れたての極上いちごを、産地からご自宅に直接お届けします。生産者さんが厳選した極上の逸品をぜひご賞味ください。さっそく産直プレミアムの極上いちごを探すこだわりの特選果実を、特別なあの方へ、自分へのご褒...

2024/12/18 公開

親子で学ぶ持続可能な農業体験 ~『生き物たちとめぐるファームツアー』開催レポート~

親子で学ぶ持続可能な農業体験 ~『生き物たちとめぐるファームツアー』開催レポート~

2024年11月16日(土)、千葉県木更津市にある「クルックフィールズ」で行われた『生き物たちとめぐるファームツアー』は、親子向けの体験型イベントとして、持続可能な農業と循環型社会の重要性を学ぶ貴重な機会となりました。このツアーでは、農業や環境保全、そして食育に関心のある参加者の方々が、自然と調和した有機農業の現場を見学し、実際に体験しながら、これからの社会を支える「サステナブルな農業の未来」について深く考えることができました。農・食・アートを軸としたクルックフィールズという場所では、持続...

2024/12/16 公開

牡蠣漁師さんに聞いた!<牡蠣から見た地球> 海の温度も上昇している!秋にはもう牡蠣は食べられない?

牡蠣漁師さんに聞いた!<牡蠣から見た地球> 海の温度も上昇している!秋にはもう牡蠣は食べられない?

食べチョクでは2024年6月に、桃の農家さんに『桃の栽培に関するアンケート』を実施。その結果、どの農家さんも気候変動や環境の変化を感じている、ということがわかりました。そこで我々はさらに調査を重ね、今回は牡蠣について牡蠣漁師さんにアンケートを行いました。生で食べるのはもちろん、バターソテーやお鍋の具材として、秋冬の食卓を彩ってくれる牡蠣。そんな牡蠣もまた、気候変動の影響を受けているのでしょうか。そんな疑問を元に、三重県、広島県、宮城県の牡蠣漁師さん6名にアンケートを行った結果、温暖化の影響...

2024/12/13 公開

記事一覧