【食べチョク実食レポート|今が旬の"無花果(いちじく)編】そのまま&簡単アレンジで味わい尽くす!

2024/08/21 更新

残暑厳しい今年の夏。猛暑で体調管理も難しい季節ですよね。

いちじくのビビッドな色合いや、エキゾチックな香り、とろっとした甘さに元気をもらいたくて、いちじくが大好きなスタッフが、食べチョクのいちじくを取り寄せて、自宅でたっぷり楽しみました!

そのままガブっとはもちろん、簡単な調理でおいしくておしゃれな料理ができるいちじく。週末に、色々な食べ方で味わいました。

なぜ「無花果」と書くの?実は知らない「いちじく」

ところで、今が旬の「いちじく」。実は旬が短く、8~9月の間だけ収穫できる品種も多いフルーツなのをご存知でしたか? 

いちじくはミネラルや食物繊維が豊富で「不老長寿の果物」とも呼ばれていて、残暑厳しい季節にぴったり。

見た目も個性的ですよね。ふんわりとした果肉の中にある、白く柔らかいプツプツとした部分は、実ではなく花!一見、花をつけないように見えるため、漢字で「無花果」と名付けられたそうですよ。

食べチョクの "完熟いちじく" を週末におとりよせ

今まさに旬の完熟いちじくを味わいたくて、埼玉県加須市(旧騎西町)の 鈴木農園さん のいちじくを買ってみました。

日曜日の朝、自宅に届いたいちじくは、たっぷり4パック。箱を開けた瞬間、リビング中にエキゾチックな香りが広がります。

旧・騎西町はいちじくの産地。樹齢20年の幹を家族で、こつこつと手入れをして実らせています。いちじくの生育は、天候によって大きく左右されるもの。葉っぱの位置が違うだけで、日に当たる量が変わり、仕上がりも変化してしまうのだとか。

鈴木農園さんは、できるかぎり完熟で届けるために、その日の収穫分はランダムに試食して確認しています。

実際に届いたいちじくは、どれもやわらかくて完熟!今すぐかぶりつけそうな、ベストな食べごろです。

ぱんぱんに身がつまっていて、ずっしりと重たい実に鼻を近づけてみると、上品な香りがいっそう濃く感じられました。

まずは”完熟いちじく”を、そのままガブッと!

包丁を使うとくずれそうなほど柔らかいので、手でそっと割ってみると、鮮やかな赤い果肉が現れ、芳醇な香りが広がります。この香りを思いっきり楽しみたくて、少し大ぶりですが、半分に割っていただきます。

そのまま、ガブッ!その瞬間、口いっぱいにいちじくの豊かな香りが広がります。とろっとした果肉とぷちぷちした食感に、いつも”早食い”と言われる私も、思わずゆっくり味わいました。

スーパーなどでいちじくを購入すると、まだ実が青くて、硬いものが混じっていることがありますよね。

実は、いちじくは「追熟しない果物」。収穫した時点で、食感、香り、甘さが決まります。スーパーなどのいちじくは、日持ちや輸送する時間を考えて完熟する前に収穫されているため、食べごろには少し早いものがあるんです。

完熟いちじくの柔らかさ、甘さ、香りが味わえるのは、まさに生産者直送ならではの醍醐味ですね。

簡単なのにおしゃれ!いつもの朝がちょっと優雅に、”いちじくレシピ”

いちじくは、調理してもおいしい果物。サラダ、サンドイッチ、生ハム巻き、コンポートなど…。簡単なのにおしゃれで、なんとなく優雅な気持ちになるのが、いちじく料理のうれしいところ。

今回は、特に簡単な「いちじくトースト」と「いちじくサラダ」を作ってみました。

甘じょっぱくて、とろっ・サクッ!やみつき「いちじくトースト」

所要時間
7~8分

材料(1人分)
・食パン:1枚
・いちじく:1個
・バター:半かけ
・はちみつ:適量
・ブラックペッパー:適量
・(お好みで)リコッタチーズ:適量

作り方
【1】パンを焼いて、バターを塗っておく
【2】いちじくを切って【1】のトーストのうえに並べる
【3】はちみつをかけて、ブラックペッパーをかけたらできあがり

いちじくとはちみつの甘さにバターの塩気が加わって、上品なあまじょっぱさがたまりません。
”完熟いちじく”ならではの、とろっとした食感と、トーストのサクサク感の違いもくせになるひと皿です。

簡単、おしゃれ!いちじくサラダ

所要時間
5分

材料(2人分)
・いちじく:2個
・オリーブオイル:適量
・ブラックペッパー:適量
・リコッタチーズ:適量
・(お好みで)イタリアンパセリ

作り方
【1】いちじくを8等分にカットしてお皿に並べる
【2】リコッタチーズをちぎって【1】にトッピングする
【3】オリーブオイルをかけて、ブラックペッパーをかけたらできあがり。

”完熟いちじく”の甘さと、リコッタチーズの塩気が相性ばつぐん!白ワインなんかも合いそうです。少し時間が経って、いちじくと、オリーブオイル、チーズが馴染んできてから食べるのがおすすめです。

とろっ、ぷちっ、としたいちじくの食感と、エキゾチックな香りを楽しめるのは生食ならでは。そのままでも、アレンジしても、生で食べるいちじくだからこそ、新鮮な”完熟いちじく”がおすすめです。

新鮮な完熟いちじくを探す

もっとあります!生産者さんおすすめの、いちじくレシピ

三重県桑名郡で、国内でも例をみないほどの品種数のいちじくを育てている THE SIMIZさん にも、いちじくのおいしい食べ方を教えてもらいました。

THE SIMIZさん直伝!いちじくのおすすめの食べ方
・輪切スライスにしたいちじくに、オリーブオイル・ブラックペッパーをふる
・完熟したいちじくをバニラアイスにトッピングして、シナモンパウダーをふる
・炒めたブロックベーコンなどの脂ものや、ブルーチーズと合わせるのもおすすめ

お肉やアイスクリームなど、幅広い食材と様々な組み合わせが楽しめるいちじく。ぜひ、おいしい完熟いちじくで楽しんでくださいね。

新鮮な完熟いちじくを探す

食べチョクには、冷凍いちじく・ドライのいちじくもあります!

そのほか、食べチョクには、お菓子づくりにぴったりな冷凍いちじくや、手軽に食べられるドライのものもあります。ご自身の用途にあわせて、探してみましょう。

セミドライや冷凍のいちじくを探す

「甘さ」で選びたい方は、品種で選ぶのがおすすめ

今回いただいたのは「桝井ドーフィン」ですが、いちじくの品種はほかにもたくさんあるのをご存じでしたか?

品種によって味わいが違い、大きく「濃厚な甘さ」「さわやかな甘さ」に分かれます。甘さによって選びたい方は、こちらから、品種で選ぶのがおすすめですよ。

濃厚な甘さ?さわやかな甘さ?あなたはどっち派?

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