
【今が旬のぶどうが100倍おいしくなる!】あなたが知らない奥深い"ぶどう"の世界へご案内!
美しい見た目と濃厚な果汁がたまらない!みんな大好きな夏~秋のフルーツ、ぶどう。
ご自宅でのあま~いご褒美にも、大切な方への贈り物にもばっちり。今の時期に要チェックの食材です。
今日はそんなぶどうが100倍おいしく楽しくなる、「ぶどうの秘密」を徹底解説!
ぶどうは果物の最古参?果実を守る"白い粉"?ひと房160万円の品種があるってホント―!?
など、あなたがまだ知らない奥深いぶどうの世界へご案内します。
目次
ぶどうは果物の最古参!?
現代、国内外問わず様々な地域で愛されるぶどう。実は古代エジプトの壁画にはすでにぶどう栽培の様子が描かれており、その起源は紀元前数千年前にまでさかのぼります。
ぶどうは乾燥した地域でも育つフルーツのため、当時からワインなどの飲料や干しレーズンなどの保存食として重宝されてきました。
※イメージ
日本への伝来方法は諸説ありますが、縄文時代の遺跡「三内丸山遺跡」でぶどうの種が多く発見されており、縄文時代にはすでに栽培されていたと考えられています。
当時利用されていた土器の形から、ぶどうはそのまま食べるのではなく、すりつぶして発酵を加えた現在のワインのようにして利用されていたと推察されています。
この歴史の深さはまさにフルーツ最古参級。数千年前から利用価値の高い果物として人類を支えてきました。
「ぶどうといえば?」世界と日本のイメージの違い
日本人にとってぶどうといえば生食するフルーツのイメージが強いですが、実は世界的にはぶどう=ワインのフルーツ。生産量を見ても、7~8割はワイン用として生産されています。
しかし、先のイメージの通り、日本国内だけでみると生食用の方が多く生産されているのです。
こちらでは、各名産地の特徴をのぞきながら、その理由に迫ります。
名産地 ~世界編~
1位:中国
ヨーロッパの国々を抑え、生産量世界一を誇る国は中国。シルクロードを通じてぶどうが伝わって以降、司馬遷の『史記』にも葡萄酒が登場するなど、古くよりぶどうの生産に力を入れている国です。
実は、ワイン消費量も世界TOP5に入るワイン大国で、国や地方行政も積極的に生産に力を入れています。
土地条件を見ても、フランスのボルドーなどと同緯度に存在し、日照量が豊富で降雨量が少なく、水はけの良い砂質土壌を持つため、ぶどう生産に適した土地なのです。
2位:イタリア
ワインといえばイタリア!そんな方も多いのではないでしょうか。いわずと知れた名産地イタリアは、ぶどうの生産量世界第2位。
ローマ帝国の拡大とともに伝来し、文化を築く一端を担ってきました。ローマ帝国崩壊後、一時栽培が縮小しますが、修道院を起点に復活し、庶民にも広がっていきます。
修道院がワイン生産を続けた理由はキリスト教の布教にワインが使われていたからです。 ワインは「キリストの血」として現在でもキリスト教の儀式に使われているように、深く宗教と関連した果物でした。
国土全体的にワイン用のブドウ栽培に向く地中海性気候の土地でありつつ、南北に縦長に伸びる地形からそれぞれの地の気候の違いを生かし、世界でも稀なほど多くのぶどうが栽培されています。
3位:フランス
イタリアと同じくワイン大国と名高いフランス。「ドン・ペリニヨン」「ロマネ・コンティ」など有名な銘柄のふるさとです。フランスも紀元前からのワイン造りの歴史を持ち、イギリス同様に宗教を起点にその文化を築いてきました。
フランスは多くの土地が石灰質のためぶどうを栽培するのに大変適しています。 シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュなど有名産地が多く存在しますね。
また、AOC(Appellation d'Origine Contrôlée)と呼ばれる原産地呼称制度のもとその品質が保証されるなど、国が一丸となってワインをつくるのに良い環境を整えています。
名産地 ~日本編~
世界編を見ると、ワイン用ぶどうは「降雨量が少なく」「比較的乾燥して」「水はけが良い」気候の国が盛んな傾向とわかります。
実は、湿度の高い日本の気候は、ワイン用ぶどうの栽培にあまり適していません。
そこで、研究者や生産者が品種改良に取り組み、日本の気候でも育つ"生食用の品種"を次々に誕生させました。
彼らのたゆまぬ努力によって、私たちは生食用を中心においしいぶどうが楽しめるようになったのです。
1位:山梨県
堂々の国内生産量第1位はフルーツ王国山梨県。山梨県は、年間の日照時間が日本一の都道府県と言われています。
太陽の光をたくさん浴びることで、フルーツの甘みの元となるでんぷんが盛んに作られ、おいしいぶどうが育ちます。
<山梨県生まれの品種>
2位:長野県
日当たりの良い傾斜地が多く、夏から秋にかけて昼夜の寒暖差が大きい長野県。
栽培に適した土壌を持つことに加え、研究熱心で作り手の情報共有が大変盛んに行われていることもあり、ぶどうをはじめ多くのフルーツが栽培されています。
<長野県生まれの品種>
3位:山形県
2,000メートル級の山々に囲まれることで生まれる昼夜の気温差や晴天の多さ、そして夏の降水量が少なさがぶどうにとって大変よい環境の山形県。
「デラウェア」は国内生産量1位を誇るなど、その気候を生かして多種多様なぶどうを栽培しています。
10,000種以上も!多種多様なぶどう品種
実は世界にぶどうの品種は10,000種以上あると言われています。日本では生食用だと60品種ほどが栽培されており、ひとえにぶどうといっても幅広いものが楽しめるのです。
シャインマスカット、巨峰だけじゃない!奥深い品種の世界へご案内します。
白ぶどう系
白ぶどう系の品種は、パリッとした触感とさわやかな甘さが大人気。くせのない味わいは老若男女でもトリコにしてしまいます。
黒ぶどう系
黒ぶどう系の品種は、コクのある味わいが特徴的。深みのある甘さは、皮や種の持つ酸味・苦味によって引き立たされています。
こんな品種も!?おもしろぶどうをピックアップ!
マイハート
愛らしい見た目がたまらない!ハート型の実をつける「マイハート」。
食べるごとに生産者さんの愛が伝わる、幸せの一粒。なかなか市販では出会えない逸品です♡
マニキュアフィンガー
その名の通り、まるでマニキュアを塗った指のような色・形の「マニキュアフィンガー」。
一度見たら忘れられない特徴的なぶどうです。味は甘く、「あと一粒!」が止まりません。
ルビーロマン
見た目はよくある赤色ぶどう。何が面白いかというと…その値段!
金沢市中央卸売市場の2023年初競りにて、過去最高のひと房160万円で落札されました。一粒5千円という衝撃的な価格。
果汁が豊富で、さっぱりと清々しい甘さのぶどうです。
小噺:時代とともに変わる「人気品種」の移り変わり
続々と新品種の開発が進む日本。もともとはデラウェアなど赤色のぶどうが隆盛を誇っていました。
しかし少しずつ黒色の巨峰がシェアを伸ばし、ぶどうといえば巨峰、と言わしめるまでに有名になります。
直近ではシャインマスカットが一気に市場に躍り出ました。実はシャインマスカットは2006年に登録されたばかりの新品種。ですが、種なしで皮ごと食べられる手軽さや、濃厚で甘い果肉から一気に人気品種となります。
新品種の開発は今も進み、最近はシャインマスカットの子が多く誕生しています。
- 富士の輝:「ウインク」と「シャインマスカット」を交配して誕生。大変希少な高級品種。美しい黒色でブラックシャインマスカットとも呼ばれる。
- スカーレット:「ロザリオロッソ」と「シャインマスカット」を交配して誕生。シャインマスカットよりも大粒で、美しい赤色に目を惹かれる品種。
- クイーンルージュ®:「ユニコーン」と「シャインマスカット」を交配して誕生。長野県のみで栽培が許される希少品種で、第二のシャインマスカットとの呼び声が高い。
数年後にはさらに多くのおいしいぶどうがたくさん楽しめることでしょう。
ぶどうをおいしく食べる豆知識
せっかく買ったぶどうは、不安なく一番おいしい状態で楽しみたいもの。そんなあなたへ、ぶどうに関するさまざまな疑問にお答えします。
ぶどうについている白い粉の正体って…!?
ぶどうの粒をしっかり見ると、白い粉がついていることがあります。「これってカビ…!?」そんな不安があるかもしれません。
この白い粉の正体はブルーム(果粉)。実から出る成分が粉になり、食べごろと新鮮さを表しています。
また、水分の蒸発を防ぎ、うまみを守る役割も兼ねており、ぶどうの守り人。安心してお召し上がりくださいね。
長く楽しむ保存方法は?
茎の先端を斜めにカットし、ぶどうの実を一粒刺しましょう。
これで乾燥を防ぎ、栄養を補充してくれます。もちろん刺した一粒も食べることができます。
ぶどうを食べていたら果汁が染みになってしまった!
ぶどうの染みがガンコなのは、実に含まれるアントシアニンによるもの。アントシアニンは、ぶどうが紫外線などの有害な光から実を守るために蓄えられます。
どうか、ぶどうが自身を守っていた頑張りとして、染みのがんこさも優しく許してあげてくださいね。
アントシアニン系の染みは早い対処が大事です。まずは一刻も早く水で洗ってください。その後、台所洗剤や重曹を使って落とすとよいでしょう。
旬のぶどうを楽しみつくそう!
普段食べるぶどうも、実はこんなにたくさんの秘密を秘めていたことを知っていただけたでしょうか。
味、見た目、価格、生産地など…選び方は無限大。10,000種以上の品種から、あなたはどのぶどうを選びますか?
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