
令和6年 さくらんぼの高温障害被害 支援プログラム
令和6年6月、全国的な猛暑により山形県を中心にさくらんぼの実が熟しすぎて柔らかくなるなど、高温障害の被害が発生しています。
食べチョクでは、被害を受けた生産者の支援プログラムを開始しました。ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
目次
今、さくらんぼに何が起きているのか?(2024年6月26日 現在)
山形県のさくらんぼ生産者さんから「高温障害により実が傷んでしまい、商品の発送ができない」との連絡を複数受け、全国のさくらんぼ生産者を対象に高温障害の実態調査を行いました。
回答があった生産者のうち約9割の生産者が、甚大な被害を受けていることが明らかになりました。
あわせて生産者さんからは、さくらんぼを楽しみにご予約されていたお客様にキャンセル・欠品が生じてしまったことに対して、お詫びや心苦しいというお声が届いています。
現状について一部をご紹介いたします。
アンスリーファームさん(山形県 寒河江市)
暖冬の影響による雪不足や水不足に加え開花と成熟期の高温により破棄量が増え、昨年対比50%以上の売上減少となり、甚大な被害が出ている状況です。高温により生育が早まり実が肥大化する時期を逃したためサイズが小玉になってしまい、受注していた贈答用2Lサイズを出荷できず、多くの注文を断ざるを得ませんでした。
糖度の高いさくらんぼとなりましたが、熟れる速度も早まったことでブヨブヨになり廃棄量も増加しています。昨年度も高温により双子果が発生しており、年々収穫時期も早まっています。
芳賀にこにこ農園さん(山形県 寒河江市)
2,600kgの出荷を予定していましたが、猛暑による高温障害の影響で1,400kgに留まってしまいました。
6/3からさくらんぼの出荷が始まっていますが、一番品質がいい実がとれる時期の6/12〜16頃が30度を超える真夏日になったことで、贈答品用のさくらんぼが影響を受けてしまいました。
今回出荷量が減るだけではなく、収穫したさくらんぼは全て選果(果実を大きさや品質の良し悪しなどによって選び分けること)対象となったため、出荷できる量が通常の半分程度になってしまったものの通常より出荷までにかかる人手を増やさざるを得ない状況です。
松栗さん(山形県 東根市)
本来毎日700kgほど収穫するが実際出荷できるのは200kg程度になり、特に紅秀峰に関しては約8割が収穫できない状況になってしまいました。
昨年は開花が早かったため収穫時期が早まることは予測して動くことができましたが、今年は開花後の生育が異様に早く、味が乗ってきた頃には高温障害で出荷できないような状況になりました。
昨年の霜被害に続き、今年は高温障害でさらに収穫量が落ちており、山形県で過去最大の被害が発生していると感じています。
松栗さんのリアルな想いをインタビュー
今年の高温障害の被害を受け「現状をみなさんに知っていただきたい」と、山形県でさくらんぼを栽培されている松栗さんに、大変な状況の中ではありますがインタビューさせていただきました(お話をうかがった時期:2024年6月末)。
本来であれば豊作になる予定だった今年のさくらんぼに起きた、想定外の事態についてうかがいました。
さらに詳しい内容は、株式会社ビビッドガーデン公式noteにも掲載しています。
「さくらんぼは人生そのもの。」 高温障害で不作となってしまった山形のさくらんぼ農家さんのリアルな想いとは(株式会社ビビッドガーデン公式note より)
※食べチョクサイト外に移動します
支援プログラム内容
【1】特集ページの開設
猛暑による高温障害の影響を受けた生産者の商品と応援チケットを特集したページを新設します。
※掲載にあたり、被害状況を食べチョク運営事務局にて確認しております。
【2】応援チケットの販売
販売する商品が無い生産者の支援を目的に、1口500円・5,000円の応援チケットを販売しています(商品の発送はございません)。
食べチョクがいただく手数料は無料で、決済手数料を除く全額が生産者に支払われます。
【3】1購入につき300円を生産者に寄付
被害を受けた生産者の商品を対象に、1購入につき300円を食べチョクが生産者へ寄付します。
※商品ページ内の「※運営からのお知らせ※」に「300円寄付対象商品」と記載のあるものが対象です。
被害を受けた生産者の商品
被害を受けた生産者の中には、さくらんぼ以外の商品を出品している方もいます。
皆様の「食べて応援」、宜しくお願いいたします。
引き続き、最新の情報を収集し、食べチョクとして可能な限りサポートできるよう努めてまいります。
皆様のご支援、何卒宜しくお願いいたします。
食べチョク代表 秋元里奈、スタッフ一同