いまい農場が作っている有機栽培米。
有機栽培ってなに?無農薬とどう違うの?って気になる方もいるのではないでしょうか。
ザックリではありますが、有機栽培米について書いてみようと思います。
有機栽培米とは、一言で云うと、化学合成された農薬や肥料を使わないで作ったお米のこと。無農薬・無化学肥料栽培のお米のことです。
ただし、それだけでは「有機」の名前を付けて売ることはできません。有機JASマークの付いた米だけが「有機」とか「オーガニック」の表示ができるんです。
有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査し、その結果、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
いまい農場の場合は、石川県の監査を毎年受けて、認定してもらい、有機JASマークを付けて販売しています。
JAS法による「有機栽培」には、厳しいルールが設けられています。例えば、3年以上無農薬・無化学肥料を続ける必要があること。3作目の米がようやく「有機農産物」として認められます。
2017年時点では、日本の水田の総面積は241万ヘクタールですが、そのうち有機JASの認定を受けている水田は約2,900ヘクタールと、全体のわずか0.12%にすぎず、生産量も多いとはいえません。
ほ場(田んぼ)の要件としても、緩衝地帯の設置(隣のほ場から農薬が飛来して来ないよう一定の距離を置くこと)や浄化水田の設置(非有機水田の排水が流入する場合)が定められています。
また、肥料や農薬も有機農産物のJAS規格に適合した資材しか使用できません。資材の購入先から証明書を提出してもらう必要があり、入手に苦戦する年もありました。
いまい農場は、稲わらや米ぬかを田んぼに還元、魚粉や鶏糞、草木灰などの天然物由来のものを用いて米づくりを行っています(もちろん、有機農産物のJAS規格に認証されているもの)。
無農薬で栽培していても、有機JASのルールや認定料・監査料の負担を考え、有機認証を受けていない農家さんも多いです。
いまい農場は、2002年から有機栽培米を作り続けています。厳しいルールがあっても、第三者機関の認証を受けて、お客様に安心してもらい、美味しいお米をお届けしたい!という想いがあるからです。
能登の地で、丹精込めて作ったいまい農場の有機栽培米。ぜひ一度ご賞味ください。