こんにちは陽だまりの里 足立柿園です。
静岡県の浜松市で次郎柿の栽培と販売をしています。秋には直売所も併設して次郎柿を全国に発送しています。
昨日は農業と福祉の連携をテーマにした本の出版報告会に参加してきました。
農業と福祉の連携(ノウフク連携)は障害を持った人たちが仕事として農業に取り組むことで、障碍者福祉の観点から注目を集めている事業です。
本を出版した(株)京丸園さんはノウフク連携という言葉が出来るずっと前から農業の障碍者雇用に取り組んできた企業で現在、国内でも先進的な農業企業の一つです。
足立柿園でも障碍者の方たちが柿の検品や袋詰めを手伝ってくれています。
その取り組みも今年で3年目になり、足立柿園にとってなくてはならない存在になってきました。
足立柿園では、シーズンになるとたくさんのアルバイト方がいらっしゃいますが中にはご高齢の方もいらっしゃいます。そうした人たちがスムーズに働けたり、安全に働けたりするような職場を作るのにもノウフク連携は役に立っています。
障碍者の方たちは、仕事の指示が曖昧だったり、仕事の動線が複雑だったりすると、自分の能力を仕事に活かしにくくなってしまいます。そうした健常者には気が付きにくい仕事の分かりやすさやスムーズさ考える良い機会になっています。
障碍者の人が出来るなら、高齢者の方も出来るし、健常者の方も仕事がしやすくなりますね。
足立柿園ではすべての人が活躍できるような職場を目指していこうと思いました。
写真は今回出版された本です。ひとつはなんと絵本です。子供も読めるし障害を持った方も読めますし、高齢者の方も読めます。こうしたところにもすべての人に配慮した工夫がみられてすばらしいと思いました。