朝の冷え込みとともにハツシモが急に色づいてきた。昔であれば霜がおりる頃。近年の初霜はまだ先。
ハツシモとは晩生種の稲のこと。
あっさりと粘り過ぎず、大粒で弾力のある米。
ご覧のようにここは谷津田。
台地の入りくんだところで、斜面林と田んぼの接する位置関係。日の照る時間は限られる。
猛禽類を始めとする鳥類、ヘビ、水生生物が豊かとされている。
維持管理はなかなかのもので、農道、畦畔の草刈りは何度もする。耕作放棄はこんな田んぼから広がる。
しかし、おだがけが景観としては絵になる。高齢のアマチュアカメラマンが毎年足を運んでくれる。
そんな田んぼはまもなく刈り取りを迎える。